エネルギーの有効利用を目指す、次世代送電網の研究進む

2019/05/28

次世代送電網(スマートグリッド)とは、電力の流れを供給側と需要側の両方から制御し、電力使用の最適化を図るもので、太陽光や水力発電など再生可能エネルギーの供給量が天候などにより変動するとしても、コンピューターネットワークにより需給調整を行ないムダの少ない電力利用を目指すものです。これにより自立分散型の小電力も有効に活用できるようになります。

また、電気自動車に搭載した蓄電池や家庭用蓄電池をネットワークに組み入れることにより更に利用度を高めようとする研究が進められています。先日(5月)自動車メーカーのホンダとGMがブロックチエーン技術を活用して電気自動車と次世代送電網の共同研究を
始めるという報道がありました。

近い将来、次世代発電網が開発されて、再生可能エネルギーの普及に役立つことが期待されています。

(参)ブロック(データを記録した台帳)をチエーン(鎖)でつなぎネットワークをつくって情報を共有する技術