この冬は記録的な暖冬だった!?

2020/05/12

気象庁は、この冬は東・西日本では統計開始以来最も高い記録を更新し、記録的な暖冬となったと発表した。気象庁によると、冬型の気圧配置が続かず、全国的に寒気の流入が弱かったため高温となる時期が多かったことによるものとされ、また、冬の降雪量は全国的にかなり少なく、北・東日本日本海側で記録的な少雪となったとしてる。

日本にこのような記録的な暖冬をもたらした大気の流れにの要因について、気象庁の専門家で構成する異常気象分析検討会では、日本付近では冬を通して偏西風が北に蛇行し続けたことなどにより、冬型の気圧配置となる日が少なくなり、日本付近への寒気の流入が弱くなった考えられるとしている。

さらに、地球温暖化に伴う全球的な気温の上昇が続いていることも要因の一つとされている。

 

2020年(令和2年)冬(2019年12月~2月)の天候 気象庁|報道発表資料
https://www.jma.go.jp/jma/press/2003/02b/tenko201202.html