更新情報

滋賀県は、3月12日に、「琵琶湖の全層循環」、いわゆる「琵琶湖の深呼吸」を確認したと発表しました。

3月11日(月)に琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖の水質調査を実施したところ、琵琶湖北湖で全層循環を確認し、底層溶存酸素量(以下「底層DO」という。)が回復しました。

1月下旬の冷え込みに加え、2月中旬から3月上旬の強風により琵琶湖の水が混合されたことにより全層循環に至ったものと考えられるとのことです。

また、昨年9月から1月にかけて底層DOの低い状況が続きましたが、1月18日(木)に実施した水中ロボット(ROV)の調査の結果、水深90m地点において、イサザ、ホンモロコ、スジエビなどの生物が確認されています

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

琵琶湖北湖において全層循環を4年連続で確認(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/336541.html

12月15日から1月31日まで実施しました、「おおつエコライフチャレンジ ウインター2023」の結果報告です。

のべ、91人のみなさんに参加していただきました。

おおつエコライフチャレンジに取り組んでいただきありがとうございました。

みなさんの取り組みのおかげで、CO2 251.4kgを減らすことができました。これは、約22本のブナの木が1年間に吸収する量になります。

これからも、環境にやさしい生活を続けていただきますようお願いします。

「おおつエコライフチャレンジウインター2023」の詳細は、添付の結果報告書をご覧ください。

 

「おおつエコライフチャレンジ」は、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

「環境保全のため」、「家計の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジをお願いします。

 

おおつエコライフチャレンジウインター2023一般向け結果報告.pdf

 

R6年2月11日()、おおつ市民環境塾2023講座11「湖沼の水環境を考える」を開催しました。

講師は、山室 真澄 氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)。つくばからオンラインでご講演いただきました。

1950年代半ばまでは水草(沈水植物)は農家に肥料として利用されてきました。除草剤を水田で使用するようになり水草が激減しましたが、同時に化学肥料を使用することになったので、水草が消えたことは問題視されませんでした。水草の激減により、中海では植物プランクトンが増加し二枚貝は増加しましたがエビ、カニ、一部の魚等は減りました。

また、宍道湖では、1993年を境にウナギとワカサギの漁獲量が激減しました。これは様々な状況証拠からネオニコチノイド系殺虫剤がウナギやワカサギのエサを減らしたことが原因でしょう。

琵琶湖では水草の大量繁茂が問題になっていますが、除草剤があまり流れ込んでいないからとも言えるかもしれません。有機汚濁負荷や湖底の酸欠など課題が多々ありますが、琵琶湖の豊かな生態系や身近な環境を守るために、何が環境を守ることになるかを含め自ら考え観察するなどし、できることから行動していこうと思わせる講座でした。

 

 R6年2月11日(日)、おおつ市民環境塾2023講座11「湖沼の水環境を考える」を開催しました。 講師は、山室 真澄 氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)。つくばからオンラインでご講演いただきました。 1950年代半ばまでは水草(沈水植物)は農家に肥料として利用されてきました。除草剤を水田で使用するようになり水草が激減しましたが、同時に化学肥料を使用することになったので、水草が消えたことは問題視されませんでした。水草の激減により、中海では植物プランクトンが増加し二枚貝は増加しましたがエビ、カニ、一部の魚等は減りました。 また、宍道湖では、1993年を境にウナギとワカサギの漁獲量が激減しました。これは様々な状況証拠からネオニコチノイド系殺虫剤がウナギやワカサギのエサを減らしたことが原因でしょう。 琵琶湖では水草の大量繁茂が問題になっていますが、除草剤があまり流れ込んでいないからとも言えるかもしれません。有機汚濁負荷や湖底の酸欠など課題が多々ありますが、琵琶湖の豊かな生態系や身近な環境を守るために、何が環境を守ることになるかを含め自ら考え観察するなどし、できることから行動していこうと思わせる講座でした。

滋賀県は2月9日、2021年度(令和3年度)に滋賀県域から排出された温室効果ガスの状況をとりまとめ、公表しました。

滋賀県域における2021年度の温室効果ガス総排出量は1,052万t(二酸化炭素換算)であり、「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」で定める基準年度である2013年度(以下、2013年度という)比26%減(370万t減)、前年度比3.5%減(38万t減)となっており、総排出量のうち二酸化炭素が92.5%と大部分を占めているとのことです。

また、総排出量は2013年度以降減少傾向にあり、同推進計画に掲げる2030年度の削減目標(711万t)に対する進捗率は52.0%となっています。

 

二酸化炭素排出状況についてみると、滋賀県域における2021年度の二酸化炭素排出量は9,731千tであり、2013年度比28.0%減(3,782千t減)、前年度比3.80%減(380千t減)となっています。

二酸化炭素排出量のうちエネルギー由来二酸化炭素の占める割合は97.2%であり、2013年度比28.6%減、前年度比3.9%減となっています。部門別の割合は、産業部門の47.5%(4,620千t)をはじめとして、運輸部門20.7%(2,011千t)、家庭部門15.2%(1,483千t)、業務部門13.8%(1,339千t)の順となっています。

また、 家庭部門における2021年度の二酸化炭素排出量は1,483千tであり、2013年度比31.4%減(680千t減)、前年度比7.9%減(127千t減)となっています。

家庭部門における 2021年度のエネルギー消費量は19,247TJであり、2013年度比5.2%減(1,065TJ 減)、前年度比2.5%増(468TJ 増)となっており、世帯当たりのエネルギー消費量および二酸化炭素排出量は減少傾向にあるものの、世帯数が増加するとともに電力消費量も増加しており、エネルギー消費量が前年度と比べ増加しているとのことです。
詳しくは、次のURLをご覧ください。

滋賀県域からの温室効果ガス排出実態(2021年度)について(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5451261.pdf

滋賀県は、「滋賀の環境2023(令和5年版環境白書)」を発行しました。

環境白書は、滋賀県環境基本条例第9条に基づく年次報告書であり、同条例第12条に基づき策定した「滋賀県環境総合計画」の進捗状況も含め、滋賀の環境の現況ならびに令和4年度に県が環境保全に関して取り組んだ施策等についてまとめたものです。

今回の白書では、第五次滋賀県環境総合計画の基本施策の点検を〈共生〉〈守る・活かす・支える〉〈協働〉の施策展開の視点および「地域資源の適切な活用」「環境負荷の削減」「環境への投資・貢献」の視点から行い、その結果を掲載するとともに、環境関連の話題として、以下のトピックス記事を掲載しています。

  • しがプラスチックチャレンジプロジェクトについて
  • 第19回世界湖沼会議への参加
  • 滋賀県県産材の利用の促進に関する条例の制定および琵琶湖森林づくり基本計画の見直し
  • つなぐ「しが木育」指針の策定
  • 「滋賀県が取り組むグリーンインフラ事例集」の作成
  • 滋賀ならではの体験「シガリズム体験」
  • 若者による琵琶湖の魅力・情報発信プロジェクト「NEXTBIWAKOCREATORS」
  • 旧RD最終処分場の支障除去等事業が完了

 

詳しい内容は、次のURLをご覧ください。

「滋賀の環境2023(令和5年版環境白書)」の発行について(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/336031.html

気象庁は令和6年1月4日に、2023年(令和5年)の天候について発表しました。

発表では、2023年(令和5年)の日本の天候は、年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本で記録的な高温となり、また、秋は西日本太平洋側で記録的な少雨多照となったとのことです。

 

なお、2023年(令和5年)の日本の天候の特徴は次のとおりとされています。

・年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本で記録的な高温となりました。

春から秋にかけて気温の高い状態が続き、低温は一時的だったため、年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高くなりました。1946年の統計開始以降、北・東日本では年平均気温が1位の高温、西日本では1位タイの高温となりました。北・東日本は春・夏・秋の3季節連続で季節平均気温が1位の高温となり、西日本では夏の平均気温が1位タイの高温となりました。

・秋は西日本太平洋側で記録的な少雨多照となりました

東・西日本太平洋側と沖縄・奄美では、秋雨前線や低気圧、台風の影響を受けにくく、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、秋の降水量はかなり少なく、秋の日照時間はかなり多くなりました。特に西日本太平洋側では、秋の降水量平年比が48%、秋の日照時間平年比が120%となり、1946年の統計開始以降、秋として1位の少雨及び多照となりました。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

2023年(令和5年)の日本の天候(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2401/04b/tenko2023.html

気象庁は令和5年12月22日に、2023年(令和5年)の天候のまとめ(速報)を発表しました。

発表では、日本の年平均気温及び日本近海の平均海面水温はいずれも、これまでの1位の記録を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みであり、 世界の年平均気温も、これまでの1位の記録を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みとのことです。

また、世界各地で異常高温が発生し、各国の月平均気温や季節平均気温の記録更新が報告されたとしています。

また、日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.35℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が多くなっており、地球温暖化の進行に伴い、このような記録的な高温が発生しやすくなっているとこのとです。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

2023年の天候のまとめ(速報)(気象庁報道発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2312/22d/20231222_press_2023tenkomatome.html

人間の営みが反映される湖沼の水環境をめぐっては、いろんな問題が生じています。各地の湖沼の水辺環境を研究されている東京大学の山室真澄先生をオンラインでお招きし、生態系の変化やその影響について学び、湖沼の水環境の未来について考えます。

  • 日時:令和6年2月11日()14時〜16時
  • 場所:明日都浜大津5Fふれあいプラザ大会議室またはオンライン参加
  • 内容:「湖沼の水環境を考える」(講演会)
  • 講師:東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授 山室 真澄 氏
  • 対象:一般市民
  • 定員:会場 30人程度(オンライン 50人程度)
  • 参加費:無料

申込みは、1月30日(火)までに電話またはE-mail(「湖沼の水環境」参加希望、参加方法(会場、オンライン)郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を書いて)、大津市地球温暖化防止活動推進センターへ
TEL: 077-526-7545  E-mail: info@otsu.ondanka.net

7月15日から9月30日(小学生おおつエコライフチャレンジ サマー2023期間含む)まで実施しました、「一般向けおおつエコライフチャレンジ サマー2023」の結果報告です。

のべ、836人のみなさんに参加していただきました。おおつエコライフチャレンジに取り組んでいただきありがとうございました。

みなさんの取り組みのおかげで、CO2 673.5kgを減らすことができました。これは、約61本のブナの木が1年間に吸収する量になります。

これからも、環境にやさしい生活を続けていただきますようお願いします。

 

「おおつエコライフチャレンジ サマー2023」の詳しくは、添付の結果報告書をご覧ください。

 

おおつエコライフチャレンジ」は、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

「環境保全のため」、「家計の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジをお願いします。

おおつエコライフチャレンジ サマー2023一般向け結果報告.pdf