温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

12月15日から2月1日まで実施しました、「おおつエコライフチャレンジ ウインター2024」の結果報告です。

のべ、148人のみなさんに参加していただきました。

おおつエコライフチャレンジに取り組んでいただきありがとうございました。

 

みなさんの取り組みのおかげで、CO2 353.2kgを減らすことができました。これは、約32本のブナの木が1年間に吸収する量になります。

これからも、環境にやさしい生活を続けていただきますようお願いします。

「おおつエコライフチャレンジ ウインター2024」の詳細は、添付の結果報告書をご覧ください。

 

おおつエコライフチャレンジ」は、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

「環境保全のため」、「家計の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジをお願いします。

おおつエコライフチャレンジ ウインター2024(一般向け)結果報告.pdf

滋賀県は、「滋賀の環境2024(令和6年度版環境白書)」を発行しました。

環境白書は、滋賀県環境基本条例第9条に基づく年次報告書として、同条例第12条に基づき策定した「滋賀県環境総合計画」の進捗状況も含め、滋賀の環境の現況ならびに本県が環境の保全に関して講じた施策および講じようとする施策について公表するものです。

また、令和3年度より本編の冊子印刷をとりやめ、滋賀県ホームページへのデータ掲載のみとしています。

 

今回の白書では、第五次滋賀県環境総合計画の基本施策の点検を<共生><守る・活かす・支える><協働>の施策展開の視点および「地域資源の適切な活用」、「環境負荷の削減 」、「環境への投資・貢献」の観点から行い、その結果を掲載するとともに、環境関連の話題として滋賀の環境トピックス記事を掲載しています。

 

詳しい内容は、次のURLをご覧ください。

滋賀の環境2024(令和6年版環境白書)本編(滋賀県ホームページ)
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/kankyou/341758.html

大津市は、「大津市の環境(令和6年度版)」を発行しました。

この環境白書は、大津市環境基本条例第16条に基づき、2023(令和5)年度における本市の環境の状況及び環境の保全と創造のため講じた施策などを、データを中心に取りまとめられたものです。

なお、ペーパーレス化の推進のため、原則電子媒体での公開とされています。

 

詳しくは、以下のURLをご覧ください。

大津市の環境(令和6年度版)(大津市ホームページ)
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/030/1121/g/kokai/66707.html

滋賀県は、2月19日に、「琵琶湖の全層循環」、いわゆる「琵琶湖の深呼吸」を確認したと発表しました。

2月10日(月)および14日(金)に琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖の水質調査を実施したところ、琵琶湖北湖の第一湖盆(水深約90m)で全層循環を確認し、底層溶存酸素量(以下「底層DO」という。)が回復しました。

1月から2月上旬にかけての冷え込みと強風により琵琶湖の水が混合されたことで、全層循環の完了に至ったものと考えるとしています。

また、昨年8月から底層DOの低い状況が続いたことにより、9月から11月までの調査において、底生生物のイサザやスジエビの死亡個体が確認されていましたが、水産試験場による12月以降の調査では死亡個体は確認されず、スジエビ等の生息を確認しています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

琵琶湖北湖において全層循環を確認(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/342156.html

滋賀県は2月4日、2022年度(令和4年度)に滋賀県域から排出された温室効果ガスの状況をとりまとめ、公表しました。

滋賀県域における2022年度の温室効果ガス総排出量は1,073万t(二酸化炭素換算)であり、「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」で定める基準年度である2013年度(以下、2013年度という)比24.5%減(349万t減)、前年度比2.0%増(21万t増)となっているとのことです。

また、総排出量は2013年度以降減少傾向にあり、森林吸収量を加味した温室効果ガス実質排出量は1,030万tで、「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」に掲げる2030年度の削減目標(711万t)に対する進捗率は55.1%となっています。

総排出量のうち二酸化炭素が93.3%と大部分を占めており、二酸化炭素排出状況についてみると、滋賀県域における2022年度の二酸化炭素排出量は10,006千tであり、2013年度比26.0%減(3,508千t減)、前年度比2.8%増(274千t増)となっています。

二酸化炭素排出量のうちエネルギー由来二酸化炭素の占める割合は97.7%であり、2013年度比26.1%減、前年度比3.4%増となっています。部門別の割合は、産業部門の47.4%(4,742千t)をはじめとして、運輸部門21.1%(2,114千t)、家庭部門14.9%(1,493千t)、業務部門14.2%(1,424千t)の順となっています。

また、 家庭部門における2022年度の二酸化炭素排出量は1,493千tであり、2013年度比31.0%減(670千t減)、前年度比0.7%減(10千t減)となっています。

家庭部門における 2022年度のエネルギー消費量は17,457TJであり、2013年度比14.1%減(2,855TJ 減)、前年度比9.3%増(1,790TJ 減)となっており、世帯当たりのエネルギー消費量は前年度と比較し、減少しています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

滋賀県域からの温室効果ガス排出実態(2021年度)について(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/342074.html

2025年1月10日に、 世界気象機関(WMO)に所属する国連の気象専門家は、2024年が観測史上最も暑い1年であり、世界全体の気温が産業革命以前と比べて1.55℃上昇したことを確認したと発表しました。

WMOの報道官は、「私たちは、異常な陸面および海面温度、異常な海洋熱とそれに伴う異常気象が、世界中の多くの国々に影響を与え、生命、暮らし、希望、夢を破壊する様を目の当たりにしました。多くの気候変動の影響で海氷・氷河が後退するのも見ました。まさに異常な年でした」と述べています。

国連は、アメリカ政府が国連事務総長に対して地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱の通告したことを確認したと発表しました。正式な離脱は1年後の来年1月になるということです。

アメリカはトランプ政権1期目の2020年に「パリ協定」を離脱したあと、バイデン政権のもとで再び加入し、今回、再びの離脱となります。

 

アメリカの二酸化炭素(CO2)の排出量は中国について世界2位であり、国連の報道官はアメリカの行動は世界規模で影響が出る可能性があると懸念を表明しています。

気象庁は令和6年12月25日に、2024年の天候について、11月までの状況をもとに速報としてまとめ発表しました。

日本の年平均気温及び日本近海の年平均海面水温はいずれも、これまでの1位の記録(2023年)を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みで、特に東・西日本と沖縄・奄美で記録的な高温となり、夏・秋の2季節連続で季節平均気温が1位の高温(タイ記録含む)となったとのことです。

また、世界の年平均気温も、これまでの1位の記録(2023年)を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みとのことです。

2024年は全国的に気温の高い状態が続き、日本の年平均気温偏差(1991~2020 年の気温の平均値からの差を求め、それらを全地点で平均した値)は+1.64℃(1~11月の期間から算出した速報値)で、統計を開始した1898年以降、これまで最も高い値だった2023年の+1.29℃を大きく上回り、最も高い値となる見込みです(図参照)。

特に東・西日本と沖縄・奄美で記録的な高温となり、夏・秋の2季節連続で季節平均気温が1位(タイ記録含む)の高温となりました。また、全国153の気象台等のうち、夏は80地点(21地点のタイ記録含む)、秋は120地点(4地点のタイ記録含む)で、各季節の平均気温が歴代1位の高温となりました。

図 日本の年平均気温の経年変化(1898~2024年)。
1991~2020年の30年平均値からの偏差で表示。2024年は1~11月の期間から算出した速報値。

2024年の日本近海の年平均海面水温の平年差は、+1.46℃(1~11月の期間から算出した速報値)で、統計を開始した1908年以降、これまで最も高い値だった2023年の+1.10℃を大きく上回り、最も高い値となる見込みです。

また、2024年の世界の年平均気温偏差は+0.62℃(1~11月の期間から算出した速報値)で、統計を開始した1891年以降、これまで最も高い値だった2023年の+0.54℃を大きく上回り、最も高い値となる見込みとしています。

詳しい内容は、次のURLをご覧ください。

2024年(令和6年)の天候のまとめ(速報))気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2412/25a/20241225_2024tenkou.html

「おおつエコライフチャレンジ」サイトでは、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

電力消費量が増加する冬に合わせて、12月15日(金)~ 1月31日(水) 2月7日まで、「おおつエコライフチャレンジ ウインター 2024」を実施します。

※なお、大津市HPのリニューアルに伴う、おおつポイントの利用者登録ページへのリンクについて対応いたしました。また、おおつエコライフチャレンジウインター2024の期間を1週間延長(2025年2月7日まで)とさせていただきます。

「環境保全のため」、「家庭の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジを!!


おおつエコライフチャレンジ (https://otsu.ondanka.net/eco-lifeday/)

気象庁は令和6年11月27日に、南極オゾンホールは、依然として規模の大きな状態が続いており、2024年の年最大面積は最近10年間の平均値程度となったと発表しました。

気象庁では、オゾン層保護対策に資するため、南極オゾンホールの状況を衛星観測データ等により解析しています。2024年の南極オゾンホールは、9月28日に今年の最大面積2,240万㎢となり、この面積は南極大陸の約1.6倍に相当し、最近10年間の平均値と同程度の大きさとのことです。

大気中のオゾン層破壊物質の濃度は緩やかに減少し、オゾンホールの年最大面積は年々変動があるものの2000年頃から減少しているとみられますが、依然として規模の大きな状態が続いているとしています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

南極オゾンホールは依然として大きな規模(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2411/27b/ozonehole2024.html