アルミ付紙パックを回収し、ごみ発電

2018/05/01

現在、多くが家庭ごみとして廃棄・焼却されている紙ごみの中に、アルミ箔が貼られたパックや包装紙があります。少し気をつけて見ると身近にたくさんあることが分かります。

このアルミ部分を資源として活用できないかを考え、実用化のための取り組みが進んでいます。アルミ部分を取り出し、水酸化ナトリウム水溶液に入れると水素が発生します。その水素を利用してごみ発電をします。富山県高岡市にあるアルハイテック株式会社ではこの実用化に成功し、注目を集めています。

直ちに大きな電源にならなくても地域における災害時(停電)やイベント時の照明などの電源として立派な役割を果たせると期待されています。回収からごみ発電まで、地域の中で地産地消型の新しいエネ社会が生まれる可能性をひめています。

NEDO:アルミ系廃棄物から水素を抽出し発電に利用するシステムの検証に着手 http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100409.html