更新情報

住宅用太陽光発電の余剰電力を固定価格で買い取る制度が2019年秋から順次、終了していくことになり、設置後10年を経過した家庭では、固定価格での売電はなくなります。

しかし、太陽光パネルは設置後20~30年は発電可能なので、10年を経過した後、余剰電力をどのように活用すればよいのか頭を痛めている家庭もあるようです。

その対応策として注目されているのが「仮想発電所」事業です。仮想発電所はVPP(バーチャルパワープラント)といい、例えば家庭など各地に分散的に点在する小規模な余剰電力を IT技術を使って連動させ、ネットワークでまとめて制御する仕組みで、全体としてあたかも一つの発電所のような働きをさせるという構想です。家庭で余った電力の有効活用の一つの仕組みとして成り行きが注目されています。

ご関心のある方は、資源エネルギー庁の説明動画をご覧ください。

 経済産業省・資源エネルギー庁のホームページです。説明動画「バーチャルパワープラント」。VPPの概要を動画で説明します。分散型エネルギーリソースをつなげて電気をより上手に使う社会へ「バーチャルパワープラント(VPP)」(経済産業省動画チャンネル METI CHANNEL)

この度、大津市の平成30年度版「大津市の環境」(環境白書)が公表されました。それによると2015年の温室効果ガスの排出量は2,050千t-CO₂(このうち97.8%が二酸化炭素)で、前年度と比較すると7.2% 減少しました。

大津市の中期目標では、2020年度までに2007年度を基準として、34%削減することになっていますが、上記の2015年の数値は基準年からすると4.5%の減少になっているものの目標達成は容易でないと思われます。

排出量は、基準年に比べると民生業務部門で33.9%増、民生家庭部門で6.8%増となっています。前年の状況に比べてみると家庭部門では改善が進んでいると考えられますが、業務部門では更なる改善努力が必要と思われます。

この環境白書は、大津市センターにもありますので、ご関心のある方は、お問い合わせください。

3月2日()雄琴菜の花畑で「菜の花まつり」を開催しました。22家族59人の申込みの中から抽選で13家族23人が選ばれて参加しました。今年は菜の花もいっぱい咲いて好天に恵まれ、自然体験学習にもってこいの環境でした。

参加者は廃油からのキャンドルづくり、菜の花摘み、菜の花の酢味噌和えと天ぷらの試食、そして菜の花紙芝居で循環型社会の大切なことを学びました。

 平成31年3月2日(土)、雄琴菜の花畑で菜の花まつりを実施しました。今年は菜の花畑いっぱいに咲いています。良いお天気に恵まれ、22家族59名の中から抽選で選ばれた13家族23名が参加されました。10:30、まずは廃油からキャンドルづくり。竹のコップに色づけした廃油を注ぎます。後は固まるのを待つだけ。

再生可能エネルギーの普及・拡大策の進行に伴って、現在全国で2億枚近くの太陽光パネルが使われているようです。

太陽光パネルは設置後20~30年使用できるとされていますが、将来、耐用年数が過ぎたパネルが大量に廃棄されることが予測されます。不法な投棄が増えないように、経済産業省ではパネルの処理費用を確保する新しい制度の導入に取り組む作業を始めることになりました。

温暖化防止という環境保全のために設置された太陽光パネルが将来、環境汚染の材料にならないように制度が設けられることを期待します。

滋賀県から平成30年度版環境白書が発行されました。滋賀県が抱える環境課題やその解決のための様々な取り組みが紹介されています。データもたくさん掲載されています。

また、環境を社会や経済と関連して多面的に分析する視点からの記述が多くなったように思います。第5章は「低炭素社会・省エネルギー型の社会への転換」がテーマとなっています。

県から大津市センターへも何冊かいただいていますので、ご関心のある方は、お問い合わせください。

びわ湖湖辺の水草刈取・除去、湖辺の耕耘・調査、またアンケートへのご協力をお願いするボランティアを募集しています。この活動は、環境省の委託事業として滋賀県が継続実施しており、NPO法人おおつ環境フォーラムが活動支援しています。詳しくは添付のチラシをご覧ください。

応募いただける方は、NPO法人おおつ環境フォーラムまでお知らせください。連絡先等はチラシに掲載しています。

表紙をクリックすると目次が見られます。

大津市センターでは昨年の「住宅編」に続き、この度「地球温暖化防止対策事例集・機器編」を発行しました。

機器編では、生活のさまざまな場面で発生する二酸化炭素の排出量を削減するために「機器の選び方、使い方」について必要な情報を提供しています。その他、効率のよい機器の導入事例も紹介しています。

目次をご覧いただき冊子の入手にご関心のある方は、大津市センターまでお問い合わせください。

トヨタとパナソニックの両社は、電気自動車向けの電池を共同で生産する新会社を設立(来年)する方針を発表しました。エコな次世代の車として電気自動車(EV)への関心が高まっています。

EVを普及させるためには搭載する電池の性能を向上させることが急務です。今のリチウムイオン電池から更に性能が優れた「全固体電池」の開発競争も激しくなっています。

世界の自動車は地球温暖化防止の国際的な流れに沿って、大きく変革を遂げようとしています。

毎日の衣食住において少し工夫することで、温かく、かつ地球温暖化にストップをかける暮らしができます。冬の寒い今の時期にみんなで、もう一度「ウオームビズ」を考えてみましょう。

環境省の次のページから暮らしを工夫するヒントが得られます。ぜひご覧ください。

 
暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイル 環境省では、平成17年度から冬期の地球温暖化対策のひとつとして、暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイルを推奨する『WARM BIZ』(ウォームビズ)を呼びかけています。日本は、2030年度に向けて温室効果ガス排出量を26%削減(2013年度比)する目標を掲げています。政府では、率先した取組を自ら実施するために、暖房中の室温は「19℃を目途に過度にならないように適切に調整に努める」こととする方針を定め、地方公共団体からも同様の取組を行うよう協力を要請しています。暖房利用によるCO2を削減し、地球温暖化を防止しよう!

大きさが5ミリ以下という小さなプラスチック「マイクロプラスチック」が増え続けています。

海洋の浮遊量を観察している研究機関によると10年後の2030年頃には今の2倍に、更に2060年には4倍に増えるのではないかと懸念されています。マイクロプラスチックには有害物質が付着しやすく、魚などが飲み込むため、生態系への悪影響が心配されています。

大きな原因は日常生活で発生するプラごみの排出にあります。まず、プラごみを出来るだけ出さないように、またごみの分別をルールに従って行ない出来るだけリサイクルすることが求められています。

また、包装の改善など生産業者におけるプラごみ削減努力も大切です。SDGsの目標の一つである「つくる責任つかう責任」への認識を高めることも必要です。