温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」への期待

2018/05/08

環境省や宇宙航空研究開発機構などが取り組んでいる観測衛星「いぶき2号」は、地球温暖化の状況を正確に把握するための調査研究に新たな成果をもたらす可能性があり大きな期待が寄せられています。特に世界の大都市における人為的な起源による温室効果ガス排出測定の精度向上への期待です。

今日の地球温暖化の大きな原因は、経済発展に伴う生産・消費活動など人為的な起源に基づくものが大きいとされており、観測データを分析することにより影響度の多寡がより明確に把握できるようになるのではないかと思われます。

人為起源か自然起源かの鍵を握るのは一酸化炭素といわれ(一酸化炭素は、自然からではなく人間の活動から排出されることが多い)一酸化炭素と二酸化炭素の組み合わせを観測・解析することにより、人為的起源による温暖化への影響がより鮮明になると思われています。

環境省_いぶき(GOSAT)観測データによる大都市等の人為起源二酸化炭素濃度の推定結果について https://www.env.go.jp/press/102949.html

JAXA | 温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2) http://www.jaxa.jp/projects/sat/gosat2/index_j.html