毎年12月に開催される国連の地球温暖化対策の会議「COP24」が始まりました。3年前に決まった「パリ協定」の実施に必要な国際的ルールを取り決めるのが主な目的です。
パリ協定では、今世紀末の世界の気温を産業革命前と比べて2℃未満(できれば1.5℃)にする目標が定められており、その実現のために温室効果ガスの排出を今世紀後半に実質ゼロにすることを目標としています。しかし、アメリカがパリ協定からの脱退を表明しブラジルも後ろ向きの状況にあるといわれています。
こうした中で、日本に対しても石炭火力発電の新設計画や海外での建設支援について厳しい目が向けられており、温暖化防止対策への日本のあり方が注目されています。