環境(E)社会(S)ガバナンス(G)に配慮した事業に投資するESG投資が各国で広まっています。2016年度の数値ですが、資産運用額に占めるESG投資の割合を見てみると欧州では52.8%、オーストラリア・ニュージーランドでも50.6%と半数を超えています。カナダでは37.8%、アメリカでは21.6%ですが、日本では僅か3.4%に留まっています。日本でのESGに係る投資拡大が望まれるところです。
また再生可能エネルギーの拡大を目指す取り組みにRE100があり、国際的に参加企業が増えています。
RE100(Renewable Energy 100%)とは、事業運営を2050年までに100%再生可能エネルギーで行うことを目標にしています。この取り組みは、国際環境NGOが2014年に開始したもので、2019年2月16日現在、全世界で164社が加盟しており日本は16社です。
アメリカのアップル社は、世界にある自社施設で使用する電力を100%再生可能エネルギー化し、更に同社に部品などを供給するサプラーヤー23社が100%クリーンエネルギーでの生産を約束したと伝えられています。