水銀灯が製造禁止になります~早い目にLED化を~

2019/07/23

水銀は重要な資源ですが、日本では水俣公害のこともありその毒性については良く知られているところです。2013年に水銀の使用による環境・公衆衛生上の問題を考え「水銀に関する水俣条約」が国際条約として結ばれました。そしてこの条約の発効が2020年です。

照明に使う水銀灯についても大手メーカーが2020年6月をもって、水銀ランプの製造中止を発表しています。

この条約の発効により一般照明用として使われている高圧水銀灯については、製造・輸出・輸入ができなくなります。

現在使用中の水銀灯を直ちに使用中止ということはない見通しですが、寿命が来て切れてしまった時に代替品が手に入らなくなります。従って、寿命が来る前に他の照明に変更しておくことが求められています。その代替案の筆頭がLED照明です。

LED化を進めることによって使用電力の節減になりコストメリットが得られるとともに、温暖化の原因とされるCO2の排出削減にもなります。

この機会に、水銀灯からLED照明に替える計画をお考えください。なお、本件を詳しく知るために下記の情報をご参考にご覧ください。

https://www.env.go.jp/chemi/tmms/convention.html(環境省)

https://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170519007/20170519007.html(経産省)

https://www.jlma.or.jp/kankyo/suigin/docs/suiginMinamatajouyaku_kokunai161115.pdf(日本照明工業会)