広がる新技術「蓄エネ」!

2016/07/19

再生可能エネルギーは供給が不安定といわれます。そこで、余った電気を蓄え、必要な時に使う「蓄エネ」の新しい取り組みが行われ広がっています。電気自動車には高性能なリチウムイオン電池が搭載されていますが、ほぼ10万キロ走ると廃棄されます。この中古品を回収して蓄電池として再利用します。九州にある甑島では中古電池を集めた蓄電センターがつくられています。

また、発電した電力で水を電気分解して水素を取り出し、それを燃料電池車に使うことや水素そのものを必要なところへ効率的に運ぶ技術も進んでいます。例えばトルエン(有機溶媒)と水素を化学結合させてMCH(メチルシクロヘキサン)にすると体積は500分の1に、また、水素吸蔵合金やアンモニアを活用すれば1,000倍以上の水素を蓄えられるという実験も進んでいます。