令和2年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が閣議決定

2020/06/24

政府は6月12日に、2020年版「環境白書・循環型白書・生物多様性白書」を閣議決定した。本年の白書では、地球環境の危機的な状況に対応する節目の年(パリ協定の本格的な運用が始まる年)にあたり、「気候変動時代における私たちの役割」をテーマとし、政府、自治体、企業、私たち一人一人から始まる社会変革に向けた取組などが記載されている。

さらに、この白書では、気候変動問題をめぐる状況は、もやは単なる「気候変動」ではなく、私たち人類や全ての生きものにとっての生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言える状況であるとし、はじめて白書にこの表現が使われた。

また、小泉環境大臣は、同日の閣議後の会見で、「今年の白書を契機として、環境省として、気候危機宣言をしたい」と発言され、「気候危機という認識を様々な場面で積極的に発信して、取組の強化につなげていきたい」とし、「この問題の解決のためには、今の社会経済そのものを持続可能で、レジリエントなものに変えていく社会変革が不可欠」と強調された。

 

環境省_令和2年版 環境・循環型社会・生物多様性白書(PDF版)
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r02/pdf.html