令和4年11月6日(日)から11月20日(日)にかけてエジプト(シャルム・エル・シェイク)で開催された、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)は、気候変動の悪影響に伴う損失及び損害(ロス&ダメージ)支援について、特に脆弱な途上国などを対象にした新たな基金(ロス&ダメージ基金(仮称))の創設などを決定し、20日に閉幕した。
基金の創設は、途上国の強い要求を受けて新規の議題となったもので、パリ協定では決められなかった被害の資金支援について合意されもので、歴史的な決定と評価されている。
なお、具体の内容や運用化に関しては、来年のCOP28において議論される。また、成果文書には、COP26で合意された世界の平均気温上昇を1.5度までに抑える1.5度目標の重要性が盛り込まれ、そのためにさらなる努力を求めた。
詳しいCOP27の結果概要については、次のURLをご覧ください。
国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)、京都議定書第17回締約国会合(CMP17)及びパリ協定第4回締約国会合(CMA4)の結果について(環境省報道発表資料)
https://www.env.go.jp/press/press_00859.html