令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が公表されました(環境省からお知らせ)

2023/06/19

環境省は令和5年6月9日、令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書を公表しました。

 

令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書のテーマは、「ネットゼロ、循環経済、ネイチャーポジティブ経済の統合的な実現に向けて~環境・経済・社会の統合的向上~」とされ、気候変動や生物多様性の損失等の地球環境の悪化は、環境問題の枠にとどまらず、経済・社会にも大きな影響を与える問題として認識されており、直面する数々の社会課題に対し、地域循環共生圏の構築やGX等の取組を加速させ、炭素中立(ネットゼロ)・循環経済・自然再興(ネイチャーポジティブ)の同時達成を実現させることで、環境・経済・社会の統合的向上につなげることをお伝えしています。

令和5年版白書のポイント
  • 気候変動や生物多様性の損失等の地球環境の悪化は、環境問題の枠にとどまらず経済・社会にも大きな影響を与える問題として認識されており、引き続き、世界が危機に直面している現状と、国際的な動向を踏まえ紹介。
  • 持続可能な経済社会システムの実現に向けて、炭素中立だけでなく、循環経済・自然再興の面からの取組も相互に連関しており、3つの同時達成に向けた相乗効果が出るよう統合的な取組を紹介。
  • 炭素中立・循環経済・自然再興の同時達成のためには、環境をきっかけとして、地域やそこに住んでいる人々の暮らしを、豊かさやwell-beingへとつなげていくことが重要であり、そのための取組である「地域循環共生圏」やライフスタイルシフト等について紹介。
  • 東日本大震災や原発事故の被災地の環境再生取組の進捗や、復興の新たなステージに向けた未来志向の取組を紹介。

また、西村環境大臣は、同日の閣議後の会見で、「4月のG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合や、5月のG7広島サミットにおきまして、ネットゼロ、循環経済、ネイチャーポジティブ経済の統合的な実現の重要性が共有されたところであります。今年度の白書は、この統合的な実現によって豊かな暮らしやwell-beingの向上につなげていくことを、様々な具体的な事例と共に紹介をいたしております。

本白書の公表も契機といたしまして、これまで以上に国民の皆様や地方公共団体、事業者、NPOなどと連携して、統合的実現に向けた取組を強力に推進してまいります。」とコメントされました。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の公表について(環境省報道発表資料)
https://www.env.go.jp/press/111155_00001.html