「桜が咲かなくなる」ってほんと?

2017/04/18

今年の桜の開花宣言に異常を感じられた人もおられたのではないでしょうか。これまでの常識だと開花は九州などの暖かい地方で始まり桜前線は順次北上していくものと思っていました。ところが今年は東京で最初に開花し、鹿児島で満開になった頃には、既に散り始めていました。

このような現象がなぜ起こるのか、について専門家の解説が報じられています。それによると、桜の花が咲くには気温が高くなる前に寒さが必要ということです。花の芽が目覚めるには、暖かくなる前に寒さが必要で、一定以下の気温が800~1,000時間必要ということのようです。

南の地方は冬も暖かいため、低い気温が確保されず、花の芽が目覚めるのに日数を要したということです。そのため開花が遅くなったとか。

温暖化が進んで冬が寒くならなくなると、花の芽がもしかすると目覚めなくなるかも、と心配されます。すぐにということはありませんが、そんなことになれば、日本の春の美しい風景が見られなくなるかも? 心配ですね。