温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

水素ネルギーを使った、二酸化炭素を排出しない燃料電池で動く電車が世界で初めて実用化され、ドイツで営業運転が始まることになりました。

電車には水素を充填したタンクが取り付けられ、この水素と空気中の酸素から電気を起こすもので、今後の動きが注目されています。

移動による二酸化炭素の排出はありませんが、今のところ水素を製造する過程で二酸化炭素が発生するのが問題で、将来、水素の製造過程でも発生が抑制される取り組みが必要と言われています。

温暖化を防止し気候変動リスクを軽減するために、化石燃料から脱皮して再生可能エネルギーの普及を図ろうという動きは世界各地で起こっていますが、環境に良くない影響を及ぼす企業活動に対して、投融資を減らそう(投資撤退=ダイベストメント)という動きが顕著になってきています。

報道によれば世界で投資撤退を決めた投資家が900を超え、資産規模では約700兆円になると言われています。この傾向は今後、ますます加速するのではないかと見られているようです。

プラスチックごみによる海洋汚染が問題となっている中、環境省は地中で分解される「生分解性プラスチック」を使った製品の開発・普及事業を支援することになった。トウモロコシやサトウキビ等の植物を原料として使用し、地中で微生物により分解させるもの。

油から生産したプラスチックを減らすことで焼却による温室効果ガスの排出削減にもなる。

8月4日の京都新聞が伝えるところによると、大津市の越市長が世界8千の自治体首長が参加する「世界気候エネルギー首長誓約」の傘下組織である「誓約/日本」に署名し、温暖化対策の推進を目指す意志を表明しました。

署名は越市長が初めてということです(他に北海道ニセコ町が署名)。この組織は、持続可能なエネルギーの推進、温室効果ガスの削減目標を定めた「パリ協定」への取り組み、気候変動の影響に適応できる地域づくり、を目指すもので、署名によって2年以内に目標達成の具体的な行動計画を策定し、定期的に実施状況を報告することが求められます。

(参考) https://covenantofmayors-japan.jp/

平成30年6月13日、「気候変動適応法」が公布されました。この法律の目的は、気候変動(地球温暖化その他の気候の変動)に起因して生活・社会・経済・自然環境における気候変動の影響が生じていること、これが長期にわたり拡大するおそれがあることに鑑み、気候変動適応を推進し、もって国民の健康で文化的な生活の確保に寄与する、ことにあります。

大きな被害を及ぼした先ごろの大雨、また連日続く酷暑、何か地球に異変が起こっているのではないか、と思ってしまいます。気温の上昇は地球の未来に、人間のみならず生物の生存に、不安な材料です。避けられそうにない気候の変動にどう適応していくか、わが国でも大きな課題として注目されています。

ただ、気候変動への適応は、気候リスクの回避とともに適応のための新しいビジネス機会とも捉えることができます。

気候変動適応に関する情報は、次のサイトから得られます。

 気候変動の影響への適応計画の策定支援ポータルサイト。地球温暖化の影響は、農作物収量や自然生態系の変化・自然災害・熱中症などの健康被害に及びます。こうした影響に国・地方自治体・個人が適応していくための情報発信サイトを目指します。

滋賀県地球温暖化防止活動推進センターでは、地球温暖化防止のための「COOL CHOICE」ポスターの図案を募集しています。

締切は9月14日(金)です。添付のチラシをご覧のうえ奮ってご応募ください。

業務で使う電力のすべてを再生可能エネルギーで賄うことを目指す世界的な取り組みである「RE100」に、わが国の環境省が2050年までに環境省の庁舎や関連施設で使う電力をすべて再生可能エネルギーで賄うことを宣言し、この取り組みに参加することとなりました。

日本でもこれまでにいくつかの企業が参加表明をしていますが、行政機関としては初めて(世界でも)の参加表明で注目を集めています。

環境省関連の現状では、再生可能エネルギーの比率はほぼゼロということで、今後目標の達成には電力の調達方法の見直しが求められます。

環境省の取り組みが全国に波及して、わが国の再生可能エネルギーの普及がおおいに促進されることが期待されています。

 環境省は、企業が遅くとも2050年までに再エネ100%を達成することを表明するグローバルな取組であるRE100に賛同し、本日、中川大臣が、RE100の運営団体であるThe Climate Group RE100代表Sam Kimmins氏と面会して、環境省としてのRE100への参画の申込書を手交しましたので、報告いたします。 国際イニシアチブ「RE100」は、グローバル企業の再生可能エネルギーの導入拡大を進める取組であり、遅くとも2050年までに再エネ100%を達成することを要件とし、2030年や2040年の中間目標の設定を推奨するなど、長期的な目標としての再エネ100%を宣言することを想定したイニシアチブです。

温暖化の原因とされている大気中の二酸化炭素の濃度が昨年、国内の3観測点のすべてで、記録を更新し、過去最高の数値となりました。

気象庁の発表によると、岩手県、沖縄の与那国島、小笠原の南鳥島の3か所における観測で、去年一年間の二酸化炭素の平均濃度は、407.7ppmから409.5ppmで、過去最高値を示したということです。

今世紀末の世界の気温上昇を2℃未満に抑えるためには濃度は420ppm程度が目安とされていますが、このところ毎年2ppm前後の上昇が続いており、CO2の増加を抑えられていない状況です。CO2の排出削減への抜本的な改革が必要といえます。

 温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)の解析による2016年の世界の平均濃度は、前年と比べて3.3ppm増えて403.3ppmとなっています。
工業化(1750年)以前の平均的な値とされる278ppmと比べて、45%増加しています。
(ppmは大気中の分子100万個中にある対象物質の個数を表す単位です。)

わが国の将来のエネルギー政策の中で大きな位置を占めている火力発電について、技術革新により温室効果ガスの排出が抑制されているとはいえ、世界的に火力発電事業の縮小が見込まれている中で、日本でも大手メーカーが事業を見直す動きが広がっています。事業の見直しによって、設備投資や将来の雇用にも影響が出て来ることが予測されます。イギリス、フランス、カナダでは二酸化炭素の排出が大きい石炭火力発電を止める動きがあり、日本の将来のエネルギーミックス(電源構成)のあり方にも影響が及ぶ可能性があります。

その場合、再生可能エネルギーの普及でどのように埋めていけるかの議論が出て来ることと思われます。

日本のエネルギー政策について、昨今の脱炭素化に向けた国際的な動向に沿って見直しが求められています。資源エネルギー庁では、第5次エネルギー基本計画の策定に向けたパブリックコメントを開始しました。

再生可能エネルギーの普及拡大が注目される中、さまざまな技術革新が進んでいますが、天候に左右される再生可能エネルギーには火力発電による補完が必要であり、発電立地との関連から送配電ネットワークの再設計の必要性も課題となっています。一方、エネルギー転換による脱炭素化が新たな経済成長につながる期待も寄せられています。

日本のエネルギー政策へのご意見はこちらから。意見の受付期間は5月19日から6月17日までです。

 【意見受付の趣旨】エネルギー政策基本法(平成14年法律第71号)に基づき、第5次エネルギー基本計画の策定に向け、昨年8月から7回にわたり、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会において議論がなされてきました。総合資源エネルギー調査会基本政策分科会の意見が取りまとめられた「エネルギー基本計画(案)」を踏まえ、第5次エネルギー基本計画に関して広く国民の皆様から御意見を頂戴すべく、以下の要領で御意見(任意のパブリックコメント)を募集いたします。

環境省や宇宙航空研究開発機構などが取り組んでいる観測衛星「いぶき2号」は、地球温暖化の状況を正確に把握するための調査研究に新たな成果をもたらす可能性があり大きな期待が寄せられています。特に世界の大都市における人為的な起源による温室効果ガス排出測定の精度向上への期待です。

今日の地球温暖化の大きな原因は、経済発展に伴う生産・消費活動など人為的な起源に基づくものが大きいとされており、観測データを分析することにより影響度の多寡がより明確に把握できるようになるのではないかと思われます。

人為起源か自然起源かの鍵を握るのは一酸化炭素といわれ(一酸化炭素は、自然からではなく人間の活動から排出されることが多い)一酸化炭素と二酸化炭素の組み合わせを観測・解析することにより、人為的起源による温暖化への影響がより鮮明になると思われています。

環境省_いぶき(GOSAT)観測データによる大都市等の人為起源二酸化炭素濃度の推定結果について https://www.env.go.jp/press/102949.html

JAXA | 温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2) http://www.jaxa.jp/projects/sat/gosat2/index_j.html

中国が資源ごみ(生活ごみとして出される廃プラスチック、未処理の古紙、繊維系の廃棄物など)の輸入を禁止する政策を実施しました。

これは環境への悪影響を抑えると同時に中国国内での資源ごみの再利用を促進するための政策のようです。中国の輸入統計でみると廃プラおよび古紙について約1割(2016年)が日本からの輸入です。また日本からみると廃プラ輸出の約5割、古紙については約7割が中国向けです(日本貿易振興機構の資料による)。

この数値から判断すると廃プラや古紙の再利用について日本への影響は大きいと思われ、日本国内での資源ごみに関する今後の対応策が課題になりそうです。

環境省は、地球温暖化の原因であるCO2の排出量を削減するために、夏の冷房時の室温を28℃(目安)で快適に過ごせる軽装や取り組みを促すライフスタイル「クールビズ」を推進しています。例えばグリーンカーテンは直射日光による室温の上昇を防ぐクールビズの取り組みの一つで、お部屋に涼しい木陰をつくります。また夏野菜をおいしく食べて身体の中からクールダウンを図る工夫もあります。

「クールビズ」実施期間は、5月1日~9月30日です。

現在、多くが家庭ごみとして廃棄・焼却されている紙ごみの中に、アルミ箔が貼られたパックや包装紙があります。少し気をつけて見ると身近にたくさんあることが分かります。

このアルミ部分を資源として活用できないかを考え、実用化のための取り組みが進んでいます。アルミ部分を取り出し、水酸化ナトリウム水溶液に入れると水素が発生します。その水素を利用してごみ発電をします。富山県高岡市にあるアルハイテック株式会社ではこの実用化に成功し、注目を集めています。

直ちに大きな電源にならなくても地域における災害時(停電)やイベント時の照明などの電源として立派な役割を果たせると期待されています。回収からごみ発電まで、地域の中で地産地消型の新しいエネ社会が生まれる可能性をひめています。

NEDO:アルミ系廃棄物から水素を抽出し発電に利用するシステムの検証に着手 http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100409.html

地球温暖化防止対策として温室効果ガスの排出削減の取り組みが進められており、わが国でも2050年に向けて大幅な削減を実現すべくさまざまな政策が実施されています。

この度、環境省から長期大幅削減に向けた基本的な考え方が示されました。そのポイントとして、脱炭素という確かな方向性に向かって日本が持つ技術イノベーションの強味を活かすとともに、経済社会システムのイノベーションも重要であると指摘されています。民間活力を最大限に活かして遅くとも2040年頃までに、脱炭素・低炭素な製品やサービスの需給が確立した社会の構築が必要としています。

詳しい資料は下記からご覧になれます。

長期大幅削減・脱炭素化に向けた 基本的考え方 – 環境省
http://www.env.go.jp/press/y0618-22/mat01_1.pdf