更新情報

東京都では家庭における省エネを促進するために、地域の電器店に白熱電球を2個持っていくとLED電球1個と交換してくれるという施策を発表しました。これによってLED電球100万個を普及させるということで、18億円の予算を組むそうです。

LED電球の省エネ効果は知られていますが、まだ値段が高いため普及に時間がかかります。早期の普及を図り地域の温暖化防止に役立てようという東京都の取り組みが他の自治体にも広がると良いのですが…。

世界の平均気温が去年、その前の年を0.04℃上回って3年連続で観測史上最高値を記録しました。アメリカの政府機関は温室効果ガスの排出による温暖化の傾向が明らか、と警鐘をならしています。

アメリカのNOAA(海洋大気局)などによると昨年は太平洋の赤道付近で発生したエルニーニョの影響もあるものの、平均気温上昇の大きな原因は温室効果ガスの排出によるものとされています。北極の氷の大きさも1年のほとんどの時期で、最小を更新したそうです。

温暖化が進むとジカ熱のように、蚊が媒介する感染症が世界の広い地域で流行する危険性(リスク)が高まると懸念されています。ウイルスの広範な発生により感染が大爆発するパンデミックです。

鳥インフルエンザもまだ、人から人への感染はありませんが、ウイルスが繁殖できる温度の範囲に変化が起こると、鳥⇒豚⇒人間というように感染が伝わっていくことが懸念されており、その対応策をつくることが急務とされています。

  • 日時:2月25日()14時~16時
  • 場所:明日都浜大津5階 大会議室
  • 内容:☆しがエネルギービジョン ~新しいエネルギー社会の実現に向けて~
    ☆滋賀県下での再生可能エネルギー ~農業用水路での小水力発電・農業と太陽光発電の共生・木質バイオマス発電の見学報告~
  • 定員:30名
  • 参加費:無料

申込み・問い合わせ:大津市地球温暖化防止活動推進センター

TEL:077-526-7545  FAX:077-526-7581

弥生時代2世紀後半に起こった倭国の大乱の大きな原因は、当時の気候変動の結果、大雨・洪水や干ばつが盛んに起こり、そのため耕作物が地域によって大きく変化し、食べる物が無くて苦しんだ地方の住民が豊かな地域を襲撃して争いを起こしたという説が有力視されています。木の年輪の育ち方等から大きな気候変動があったのではないか、と言われています。

これは昔話と簡単には片づけられない大きな問題をはらんでいます。地球温暖化が進むとこれからの世界で同じような事態が発生することも危惧されています。

第3号では、滋賀県地球温暖化防止活動推進センターの力石伸夫センター長と大津市センターの竺文彦センター長の対談を掲載しています。滋賀県センターと大津市センターそれぞれの役割や取り組み事業の紹介の他、両センターの今後の連携・協力について話し合っていただきました。

企業訪問は有限会社豆藤さん。そして冬号らしく「省エネの工夫で冬を楽しく」を載せています。是非ご一読をお勧めします。

センター通信03(外面)

センター通信03(中面)

今年4月に大津市にある琵琶湖環境科学研究センター内に国立環境研究所の琵琶湖分室が設置されることとなりました。これは国の機関を地方に移転させる取り組みの一環として行われるものです。そして、琵琶湖の環境保全や水草の適正な管理などについての研究を企業や大学とも共同して実施することによって、地域の環境保全に寄与することを目指しています。

地球温暖化は琵琶湖の生態系とも関わりがあるので、大津市センターとしてもこの取り組みに深い関心を寄せています。

*平成28年1月~12月の間の10大ニュースです。28年以前から継続して実施している事業については含めていませんので、ご承知ください

  1. フォーラム創立15年を迎えました(12月)
    おおつ環境フォーラムは平成13年12月「アジェンダ21おおつ」に基づき大津市と市民との環境パートナーシップ組織として誕生し今年15年を迎えました。
  2. 大津市地球温暖化防止活動推進センターの指定を受けました(4月)
    大津市の指定を受け4月1日に大津市センターが発足し地域の温暖化防止活動を推進する新たな役割を担いました。全国の市レベルでは10番目の指定です。
    センターの指定を受け全国的な組織(58センター)に加入しネットワークが全国に広がりました。
  3. CO2削減啓発市民シンポジウムを開催しました(10月)
    10月29日、コラボしが21において市民・NPO・事業者を対象に地球温暖化の原因とされるCO2の排出削減の啓発のためにシンポジウムを開催し多くの参加者で盛り上がりました。大津市長にも登壇していただきました。
  4. 大津市次期総合計画に「人間環境都市・大津づくり」を提言しました(8月)
    大津市の平成29年度から始まる次期総合計画の策定にあたり、おおつ環境フォーラムがこれまでに学んできた実績を基盤として提言を行ないました。また、大津市長との100回ミーティングを開催してその内容を説明しました。
  5. 家庭と企業の省エネ促進に取り組みました(7月~)
    エコライフデーの他に家庭の省エネ簡易診断や事業者(お店)の省エネ診断に力を入れました。家庭部門や業務部門のCO2排出削減が全国的な課題です。
  6. 自然体験など生物多様性保全に多くの親子が参加しました(5月~)
    その中で「川の日」に参加した中学生(皇子山中学)が琵琶湖ではとても珍しいプランクトンを発見し、それをきっかけにプランクトン研究に没頭、その研究成果がJST(科学技術振興機構)に認められ、東京で開催された次世代科学者育成プログラム全国受講生研究発表会にて発表しました。
  7. 気候変動適応策のワークショップを開催しました(2月)
    温暖化防止(緩和策)に力を入れたとしてもこの先数十年は温暖化の傾向を止めることが困難といわれます。それで温暖化の進行に伴う気候変動にどう対応するのか(適応策)を学ぶワークショップを開催しました。
  8. 環境省の国民運動COOL CHOICE の賛同者集めに協力しました(6月~)
    日常生活における環境負荷を少なくするCOOL CHOICE(賢い選択)の賛同者を集める国民運動に協力しました。
  9. センター指定に伴い「センター通信」を発行しHPを開設しました(4月~)
    センターの業務である情報の収集・発信のために情報誌の発行とホームページの開設を行ない環境ネットワークを広げました。
  10. 市民活動支援サイト「みんなで、大津」の開設準備を進めました(11月~)
    フォーラムの環境保全外の活動として広く市民活動をサポートするために新しいサイト「みんなで、大津」(仮称)の開設に向けて準備を始めました。

12月20日(火)午後、5名の議員さんがセンターの視察にみえました。

今年4月にセンターが発足してから市会議員さんが来られたのは初めてです。
指定団体となったNPO法人おおつ環境フォーラムの概要、大津市センターの活動紹介、センター指定の経緯・役割・業務内容、今年度の主な事業、地球温暖化の現状 や日本が目指す温室効果ガスの削減目標などについて説明しました。

そして今後とも大津市センターのご支援をよろしくお願いしました。

菜の花を通して、資源循環型社会のしくみを学びます。

  • ★日時:2月18日()10:30~13:00 (雨天の場合は19日())
  • ★場所:雄琴菜の花畑(JRおごと温泉駅徒歩5分)
  • ★内容:菜の花摘み、天ぷらにして試食、廃食油でキャンドルづくり等
  • ★対象:市民
  • ★定員:25人(申込多数のときは抽選)
    小学校低学年以下は保護者同伴で
  • ★参加費:無料

申込みは、2月8日(水)までに電話またはEメール(菜の花まつり参加希望、郵便番号、住所、電話番号、氏名、性別、年齢、交通手段を書いて)で大津市地球温暖化防止活動推進センター
(TEL:526-7545 Eメール:forum@eco-otsu.net)へ