大津市地球温暖化防止活動推進センターについて

平成28年4月1日から、大津市の指定を受け、特定非営利活動法人おおつ環境フォーラムが「大津市地球温暖化防止活動推進センター」の運営にあたります。

このセンターは、地球温暖化対策の推進に関する法律によって定められたセンターで、都道府県知事や政令指定都市・中核市等の市長により指定されます。大津市のセンター指定は、全国の市レベルでは9番目で、まだまだ数の少ないセンターの仲間入りをしました。

市民・市民活動団体、事業者(企業)、公共施設(行政)と協働して、大津市の環境を守り市民が暮らしやすい「環境のまち大津」づくりに励みます。

センターの主な業務は、地球温暖化防止に関する「啓発・広報活動」「活動支援」「照会・相談活動」「調査・研究活動」「情報提供活動」などです。

2019年度環境省補助金事業の概要」お知らせ

大津市センターでは、環境省の2019年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金事業として、下記のとおり10事業を実施します。うち5事業は本年度新規の事業、あとの5事業は昨年度からの継続事業です。これらの事業を通じて、地球温暖化防止対策の国民運動「COOLCHOICE(賢い選択)」を更に推進します。

事業1(継続) COOLCHOICE賛同登録募集

地球温暖化防止対策の国民運動COOL CHOICEを普及拡大するために、大津市のイベント等で参加者への賛同登録の働きかけを行うとともに、企業、団体などを訪問して働きかける。

事業2(新規) COOLCHOICE深化事業(地域特性に合った自主・自走的な温暖化防止活動の支援)

環境に関心の高い自治会と、共にワークショップを行うなど地域の自発的な意志を重んじながら、自走的な活動を促進する支援を行なう。また環境省の重点取組のうち、エコカーの知識の習得・試乗体験イベントと「1回で受け取る」宅配キャンペーンを、地域との協働により実施する。

事業3(新規) COOLCHOICE深化事業(公的施設における創エネ・省エネ効果による温暖化防止対策促進のしくみづくり)

大津市の公的施設の中から本事業の取り組み対象者を募り、地域の資源を地域で活用する事業として、太陽光パネル普及策としての「屋根貸し」と照明LED化の促進等について、グリーン資金導入なども合わせて検討を行う。

事業4(継続) エコライフデー冬季版

各家庭で取り組める緩和策とその実施効果を記載したチェックシートを配布し、冬季の一日、各家庭で、チェックシート記載の環境にやさしい取り組みを実施いただき、実施効果を実感していただき、エコライフ意識の向上と定着を目指す。

事業5(新規) セミナー「温暖化NOW! 知らなかったここまで進んだ温暖化」

極端な気象現象が増えていることを学び、温暖化防止が自分たちにとって喫緊の課題であることを認識する。併せて温暖化の損失を被っている国の大使館などから損失の実態も学ぶ。

事業6(新規) 小冊子「COOLCHOICE(賢い選択)の簡易診断」作成と配布

家庭の省エネ簡易診断と賢い機器えらびのガイドを手軽で一覧性の高い小冊子に纏め、COOL CHOICE賛同登録や家庭の省エネ簡易診断の際に参加者に配布する。

事業7(継続) 活動支援

COOLCHOICE賛同チラシの裏面に団体の活動案内等を印刷する。COOLCHOICE賛同の団体の活動を支援することによってCOOLCHOICE推進のすそ野を広げる。

事業8(継続) 省エネ相談(事業者の省エネ診断)

訪問助言および計測器での測定診断実施等により小規模事業者、商店やレストラン、および公共施設、団体等への普及啓発を兼ねた省エネ支援を実施する。

事業9(継続) 小水力発電の設置及び実態調査

前年度、設置が可能な場所などの選定を行ったので、今年度は設置に必要な詳細な水量調査を行い、採算性が十分に確保できることが確認されれば、市民、地域の企業を含めた投資を募って、新たに特定目的会社を設立し、20年間の小水力発電会社の運営を行うことになる。

事業10(新規)エコカーによるグリーンスモールモビリティ導入の可能性調査

地域が抱える様々な交通課題を解決するために有効な、時速20km未満のエコカーによる「グリーンスローモビリティ」の導入の可能性を調査する。大津市に点在する12学区の住宅団地の中からの有効活用が可能な団地を選定する。

各事業の詳しい内容については、大津市センターへお問い合わせください。

2019年度から発行の時期を変更し、夏号、秋号、冬号、春号(年4回発行は変更なし)とします。

今号は、夏号で、新しく就任された山口寿大津市環境部長のごあいさつ、4月1日から大津市企業局の都市ガス小売り事業を引き継がれた「びわ湖ブルーエナジー株式会社」訪問記、第2期に入った大津市地球温暖化防止活動推進センターの2019年度前期の主な事業紹介などを掲載しています。

ぜひ、ご覧ください。

自然に学び、自然を楽しむ自然家族事業「びわ湖の日」~湖の学校~を開講します。
びわ湖の生物多様性を支えるものとして、魚介類の餌になるプランクトンや底生生物を、会場付近のびわ湖で採取し観測して種類を調べます。

  • 日時:8月3日()10時00分~12時45分(荒天時は4日()に延期)
  • 場所:びわ湖大津館と近くのびわ湖岸
  • 対象:市内在住の4歳児~小学生の子どもとその保護者
  • 定員:10組30人程度(申込多数のときは抽選)
  • 参加費:無料

申込み:7月22日(月)までに電話またはFAX、Eメール(「湖の学校」参加希望、「プランクトンコース」または「底生生物コース」を選択、郵便番号、住所、参加者全員の氏名(ふりがな)、年齢(学年)、電話番号、を書いて)で大津市地球温暖化防止活動推進センターへ
TEL: 077-526-7545   FAX: 077-526-7581  E-mail: info@otsu.ondanka.net
問合せ:環境政策課  TEL: 077-528-2760

奈良市では温室効果ガスの排出量を2030年度に30%削減(2013年度比)を目指していますが、家庭での削減に役立てようとこの度(令和元年6月)市民が気軽にエコな取り組みに参加できるように「環境ポイント」を始めました。取り組みは次の4つです。

  • ①エコチャレンジポイント
  • ②グリーンカーテン設置ポイント
  • ③宅配ボックス設置ポイント
  • ④雨水タンク設置ポイントです。

奈良市ポイント制度に「環境ポイント」を創設してエコな生活を広めることを目指しています。このような取り組みが各自治体の特性に合わせて広まっていくことが期待されます。

 奈良市では、令和元年6月3日(月曜日)より、地球温暖化対策の一環として、より多くの市民に、省エネルギーに資する環境にやさしい行動に取り組んでいただくため、奈良市ポイント制度に「環境ポイント」を創設しました。気軽に参加しやすい4つの取り組みを設定し、市民の皆様が、エコで奈良市ポイントをゲットするとともに、奈良市ポイントの活性化を図ります。

大津市センターの指定団体であるNPO法人おおつ環境フォーラムでは事業者の環境改善活動を支援するKES事業を長年にわたり実施しています。

この度、この事業を広めていくために独自のホームページを開設しました。当センターホームページからご覧になれるようリンクしましたので、ご利用ください。

KES普及推進事業チーム https://kes-otsu.net/

生活を便利にしてきたプラスチックですが、使用した後のごみの排出量が増え、多くの自治体で処理に困っている状況です。中国がプラスチックごみの受入れを規制したことから、中国に多量のごみを輸出していた日本でもごみ処理が問題となっています。

環境省がその影響を調べたところ、産業廃棄物処理業者が保管しているプラごみの量が増えたり、国の基準で定められた上限を越える量を保管していると回答した自治体が増加しています。このような状況が不法投棄など不適切な処理につながる恐れがあると懸念されています。

また、プラごみの一部が海に流れ込み、海洋汚染の原因になっています。世界で発生するプラごみの量は、年間約3億トンになると推計されています。日常の生活の中で、どのようにプラスチックごみの排出を減らすかが大きな課題となっています。

大津市では、ごみ分別アプリ「分けなび」などによって、市民がプラごみの分別・リサイクルに協力する取り組みを推進しています。地球環境を守るために今一度、市民ができることを考えてみましょう。

 「今日は何のごみの日だったかな?」「ごみの日を忘れてた!」「ごみの分け方・出し方がわからない」 大津市では、こんなごみ出しの悩みを解決するスマートフォン・タブレット端末用のごみ分別アプリ「分けなび」を無料で配信しています。「分けなび」では、お住まいの地域に合わせて表示できるごみカレンダー、ごみの出し方解説、品目ごとに検索できるごみ分別辞典など、ごみに関するさまざまな情報が入手できます。さらに、ごみの不法投棄や犬猫などの動物死骸、ごみの収集漏れなどの「ごみの問題」について、写真や位置情報を添付して大津市にメール通報できる機能を備えています。 さらに、自分が決めた時間にごみの日をお知らせするアラート機能もあり、大変便利なアプリです。ぜひ、ダウンロードしてご活用ください。

大津市のプラスチックごみ分別については、次のサイトでご確認ください。

 プラスチック製容器包装の出し方プラスチック製容器包装ごみの収集日には、プラマークのついているきれいなもののみ出して下さい。 関連リンク分別の仕方の詳細については、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会作成の動画、「プラスチック製容器包装のベール品質とは?分別排出のポイント」をご覧ください。容器包装とは容器包装リサイクル法でいう「容器」「包装」とは、商品を入れたり包んだりしているもので、中身を出したりすると不用になるものです。適正な分別にご協力ください最近、プラスチック製容器包装ごみとして収集されたごみ袋に、プラスチック製容器包装以外のものが混入しているケースが増えています。

5月30日は語呂合わせで全国的に「ごみゼロ」運動が展開されます。滋賀県でも「滋賀県ごみの散乱防止に関する条例」に基づき5月30日を「環境美化の日」と定め、この日を中心に、環境保全県民運動として県民・事業者・自治会等の団体・行政が一体となって県下全域で美化活動を実施することにしています。

大津市においても5月18日に市民約1,000人が参加して一斉清掃が行われました。各市町における「令和元年度ごみゼロ大作戦」の実施計画は滋賀県ホームページからご覧になれます。

びわ湖を抱える滋賀県は環境の美化に関心を持つ県民が多いといわれています。美化と合わせて「ごみを出さない」活動を展開して温暖化防止にも貢献しましょう。

 趣旨 滋賀県では美しい環境に恵まれた住みよい郷土づくりを進めるための環境保全県民運動として、県民、事業者、各種団体および行政が一体となり、滋賀県ごみの散乱防止に関する条例に基づき、5月30日の「環境美化の日」を基準日として、県下全域を対象に美化活動を実施することにより、ごみの散乱防止に対する県民の一層の関心と理解を深めます。自治会等を中心に各市町で活動が実施される予定ですので、みなさまの御参加、御協力をお願いします。

 


https://www.pref.shiga.lg.jp/gomizero/

大津市では平成30年度に実施した「身近な環境市民調査」の結果報告として「サギ」地図が公表されました。この調査は、大津市内在住・在勤・在学の希望者を調査員に定め、市民の自然環境への関心を高め環境学習に役立てるために行われました。

サギ調査は、126名の応募市民調査員が任意の場所で調査を行ない、総報告数は延べ686件、1,865羽の発見が報告されました。

発見が報告された数は、アオサギ、シラサギ、チュウサギの順で(報告数が多いからその順でたくさん生息しているとはいえません)、和邇と田上学区からの報告がたくさんありました。

今年は、当ホームページでお知らせしたとおり「ドングリ」の調査が行われます。

 大津市では身近な生きものを市民ボランティアの協力によって調査し、得られた情報を自然環境保護や環境学習に活用する取組が行われています。

今年度(2019年)は「ドングリ」を調査することとし、環境市民調査員を募集しています。ご関心の
ある方、ご家族・お友達でお誘い合わせご参加ください。

ドングリの調査 チラシ

大津市では身近な生きものを市民ボランティアの協力によって調査し、得られた情報を自然環境保護や環境学習に活用する取組が行われています。

今年度(2019年)は「ドングリ」を調査することとし、環境市民調査員を募集しています。ご関心の
ある方、ご家族・お友達でお誘い合わせご参加ください。

応募の概要は次のとおりです。

  • 【対象】大津市内在住または在学・在勤の方
  • 【登録方法】FAX・郵送・電子メールで「氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号」を記載して環境政策課までお送りください。
  • 【締切】2019年8月30日(金)
  • 【その他】①「市民調査員グッズ」(調査や調査報告に必要な地図や筆記用具)を支給します
    ②調査員ご登録の方を対象に事前学習会を開催します(秋頃の予定)

【お問合せ先】大津市環境政策課
〒520-8575 大津市御陵町3番1号
TEL: 077-528-2760  FAX: 077-522-1097
E-mail: otsu1121@city.otsu.lg.jp

家庭から生じる生ごみを乾燥・分解し、減量または堆肥化して活用できる①生ごみ処理機 ②コンポスト容器、が補助の対象です。補助を受けられる金額や手続きについては制約があります。

詳しくは5月1日号の「広報おおつ」に掲載されていますので、ご関心のある方は広報誌をご覧になるか当センターまでお尋ねください。