余剰電力の買取制度終了に伴い注目される「仮想発電所」

2019/03/12

住宅用太陽光発電の余剰電力を固定価格で買い取る制度が2019年秋から順次、終了していくことになり、設置後10年を経過した家庭では、固定価格での売電はなくなります。

しかし、太陽光パネルは設置後20~30年は発電可能なので、10年を経過した後、余剰電力をどのように活用すればよいのか頭を痛めている家庭もあるようです。

その対応策として注目されているのが「仮想発電所」事業です。仮想発電所はVPP(バーチャルパワープラント)といい、例えば家庭など各地に分散的に点在する小規模な余剰電力を IT技術を使って連動させ、ネットワークでまとめて制御する仕組みで、全体としてあたかも一つの発電所のような働きをさせるという構想です。家庭で余った電力の有効活用の一つの仕組みとして成り行きが注目されています。

ご関心のある方は、資源エネルギー庁の説明動画をご覧ください。

 経済産業省・資源エネルギー庁のホームページです。説明動画「バーチャルパワープラント」。VPPの概要を動画で説明します。分散型エネルギーリソースをつなげて電気をより上手に使う社会へ「バーチャルパワープラント(VPP)」(経済産業省動画チャンネル METI CHANNEL)