2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について

2022/04/26

環境省は4月14日、2020年度の温室効果ガスの総排出量は11億5,000万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比と比較すると、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因する製造業の生産量の減少、旅客及び貨物輸送量の減少等に伴うエネルギー消費量の減少等から5.1%(6,200万トン)減少したと発表したとの確報値を発表しました。一方で、2020年度の森林等の吸収源対策による吸収量は4,450万トンで,「総排出量」から「森林等の吸収源対策による吸収量」を引くと、11600万トン(前年度から6,000万トン減少)となる。

また、2013年度の総排出量と比較すると、エネルギー消費量の減少(省エネの進展、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響等)及び電力の低炭素化(再エネ拡大及び原発再稼働)に伴う電力由来のCO2排出量の減少等から、18.4%(2億5,900万トン)減少しており、2014年度以降7年連続で減少しているとしています。

一方で、冷媒におけるオゾン層破壊物質からの代替に伴うハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量は年々増加しているとのことです。

今回の速報値に関して、山口環境大臣は、「2020年度は、製造業の生産量や旅客貨物輸送量が大きく減少しており、新型コロナウイルス感染症の影響もあったと考えられる。今回の結果に気を緩めず、引き続き、2030年度に46%削減、さらに50%の高みに、その先の2050年カーボンニュートラルという目標の実現に向けて全力で取り組む。特にウクライナ情勢等、現下の状況を踏まえれば、今こそ再エネの導入や省エネの徹底を更に加速させることが重要であり、国民、事業者、地方公共団体等に御協力お願いするとともに、環境省としてもしっかりと後押ししていく。いずれにせよ2030年までが人類の正念場、勝負の時との決意で、引き続き経済社会全体の変革に取り組んでまりたい。」とコメントされています。

我が国の温室効果ガス総排出量(2020 年度確報値)

(参考)環境省報道発表資料 2020年度(令和2年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について

https://www.env.go.jp/press/110893.html