大津市の水道水は比良山系や比叡山などから琵琶湖にたどり着いた水から作られています。琵琶湖の恵みで私たちの暮らしは潤っています。そんな、生活になくてはならない水道水について、成分や特徴を紹介します。
◎大津市の水道水の成分や特徴について
○軟水:硬度40mg/ℓ程度
- 硬水に比べて出汁がよく取れたり、米が柔らかく炊けるなど、日本料理に適しています。
- 石鹸の泡立ちが良く、肌や髪に優しいです。
- 雑味が少ないため日本茶など香りを楽しむ飲料を作るのに適しています
硬度とは
水1リットルあたりに含まれているカルシウムやマグネシウムの量を炭酸カルシウムの量に換算したものです。硬度=カルシウムの量×2.5+マグネシウムの量×4.1(硬度や量の単位はmg/ℓです)
一般的に日本では硬度100mg/ℓ以下のものは軟水、100mg/ℓを超えるものは硬水としています。大津市の水道水は、40mg/ℓ程度含まれているため、軟水と言えます。
○pH値 中性:7.3程度
酸性は酸味、アルカリ性は苦みを感じるため、中性は味への影響が少ないです。
○主にミネラル成分(蒸発残留物):70mg/ℓ程度
蒸発残留物が30~200mg/ℓ程度含まれた水がおいしい水であり、中でも100mg/ℓ前後が特に美味しいとされています。そのため、大津市の水はおいしい水と言えます。
○炭酸ガス(遊離炭酸):3mg/ℓ程度
3~30mg/ℓの遊離炭酸を含む水がおいしい水とされていますので、大津市の水は美味しい水と言えます。
遊離炭酸とは 水中に含まれる二酸化炭素の濃度のことです。多すぎると炭酸飲料のように刺激を感じる水となります。
○カルシウム:12mg/ℓ程度
マグネシウムより濃度が高いので、苦みがありません。
◎もっと美味しく水道水を飲むには
水道水には塩素が入っています。これは、浄水場から長い道のりを経てご自宅に届けるまでの間、雑菌などが繁殖しないよう安心安全な水道水を届けるために必要なものです。(水道法できめられています)
そのため、塩素が気になる方やもっと美味しく飲む方法として、以下の4つの方法があります。
- 沸騰させる
- 水を冷やす
- 水を汲み置きする
- レモンを入れる
口を直接つけて飲むタイプの容器にいれて保管した場合は、直接飲むと菌が繁殖する場合があります。また、上記の方法は塩素を除去する方法であるため、同じように雑菌が繁殖する場合があります。できるだけ早めに飲み切るように注意してください。(浄水器をとおした水も同様です)
お問い合わせ等は、詳しくは、次のURLをご覧ください。
大津市の水道水はどんな水?/大津市
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/080/2812/g/suishitsu/47211.html