R5年9月9日(土)、おおつ市民環境塾2023講座5「琵琶湖の生物多様性とその保全」を開催しました。講師は、井上 栄壮 氏(琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門専門研究員)です。
生物多様性には三つの階層、「生態系の多様性」、「種の多様性」、「遺伝子の多様性」があります。様々な生きものが他の生きものとつながることで発展してきました。人間にとっても生態系サービス(恵み)としての価値があると共に、文化や精神的豊かさも与えてくれる、なくてはならないものです。
その生物多様性の減少要因として考えられるものが四つあります。「開発などの人間活動」、「自然に対する人間の働きかけの減少」、「外来種の影響」、「地球温暖化などの環境変化」です。琵琶湖では、外来種、湖岸の変化、水草の繁茂(生態系の構造変化)、深湖底の低酸素化などです。
生物多様性は一度失われると再生が困難です。水質は富栄養化が抑制されていますが、生物多様性、生態系への課題が顕在化しています。今後は気候変動の影響評価と適応策の検討が大切だと思われます。
R5年9月9日(土)、おおつ市民環境塾2023講座5「琵琶湖の生物多様性とその保全」を開催しました。講師は、井上 栄壮 氏(琵琶湖環境科学研究センター総合解析部門専門研究員)です。 生物多様性には三つの階層、「生態系の多様性」、「種の多様性」、「遺伝子の多様性」があります。様々な生きものが他の生きものとつながることで発展してきました。人間にとっても生態系サービス(恵み)としての価値があると共に、文化や精神的豊かさも与えてくれる、なくてはならないものです。 その生物多様性の減少要因として考えられるものが四つあります。「開発などの人間活動」、「自然に対する人間の働きかけの減少」、「外来種の影響」、「地球温暖化などの環境変化」です。琵琶湖では、外来種、湖岸の変化、水草の繁茂(生態系の構造変化)、深湖底の低酸素化などです。 生物多様性は一度失われると再生が困難です。水質は富栄養化が抑制されていますが、生物多様性、生態系への課題が顕在化しています。今後は気候変動の影響評価と適応策の検討が大切だと思われます。