温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

令和4年11月6日()から11月20日()にかけてエジプト(シャルム・エル・シェイク)で開催された、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)は、気候変動の悪影響に伴う損失及び損害(ロス&ダメージ)支援について、特に脆弱な途上国などを対象にした新たな基金(ロス&ダメージ基金(仮称))の創設などを決定し、20日に閉幕した。

基金の創設は、途上国の強い要求を受けて新規の議題となったもので、パリ協定では決められなかった被害の資金支援について合意されもので、歴史的な決定と評価されている。

なお、具体の内容や運用化に関しては、来年のCOP28において議論される。また、成果文書には、COP26で合意された世界の平均気温上昇を1.5度までに抑える1.5度目標の重要性が盛り込まれ、そのためにさらなる努力を求めた。

詳しいCOP27の結果概要については、次のURLをご覧ください。

国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)、京都議定書第17回締約国会合(CMP17)及びパリ協定第4回締約国会合(CMA4)の結果について(環境省報道発表資料)
https://www.env.go.jp/press/press_00859.html

滋賀県地球温暖化防止活動推進センターより、マシンガンズ滝沢秀一さんの講演会「ゴミから学ぶ地球温暖化問題について」の開催のお知らせがありましたので下記によりご案内します。

マシンガンズ滝沢秀一さん 講演会「ゴミから学ぶ地球温暖化問題について」

  • 日 時:2022年12月3日()14:00~15:30(開場13:30~)
  • 会 場:コラボしが21 大会議室(滋賀県大津市打出浜2番1号)
  • 定 員:70名(申込先着順)
  • 参加費:無料(要申込)
  • 主 催:滋賀県地球温暖化防止活動推進センター(公益財団法人淡海環境保全財団)

お申込みなど詳しくは次のURLをご覧ください。
https://www.ohmi.or.jp/講演会表彰式/

関西広域連合広域環境保全局(事務局:滋賀県環境政策課)では、令和2年3月に関西広域環境保全計画(第3期)を策定し、「地域環境・地球環境問題に対応し、環境・経済・社会の統合的向上による持続可能な関西の実現」を目標に、各種施策を実施してきました。

令和4年度末で現計画期間が終了することから、広域環境保全施策のさらなる推進を図るため、次計画期間の関西広域環境保全計画(第4期)(中間案)を取りまとめられ、意見募集(パブリックコメント)が実施されていますのでお知らせします。

関西広域環境保全計画(第4期)(中間案)ならびに意見募集等は、次のURLをご覧ください。

関西広域環境保全計画(第4期)(中間案)に関する意見募集について
https://www.kouiki-kansai.jp/ikenbosyu/7388.html

 

気象庁は令和4年10月27日に、世界気象機関(WMO)の「WMO温室効果ガス年報第18号」によると、大気中の主要な温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素)の2021年の世界平均濃度はいずれも観測史上最高を更新し、特にメタンの年増加量は観測史上最高となったとの解析結果を公表しました。

気象庁は、WMOの温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)を運営しており、世界中の温室効果ガス観測データの収集、解析を行い、同センターによる2021年までの温室効果ガスの世界平均濃度に関する解析結果等に基づいて、WMOは10月26日に「温室効果ガス年報(Greenhouse Gas Bulletin)第18号」を公表したものです。

本年報によると、2021年の世界平均濃度は、二酸化炭素(CO2)は415.7±0.2ppm、メタン(CH4)は1908±2ppbとなり、これらの値は、工業化以前(1750年以前)の、それぞれ149%、262%であり、二酸化炭素の2020年から2021年までの濃度増加量は、2019年から2020年までの増加量と等しく、最近10年間の平均年増加量より大きかった。メタンの2020年から2021年までの濃度増加量は、2019年から2020年までの増加量より大きく、最近10年間の平均年増加量よりかなり大きかったとのことです。

また、本年報は、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)(11月6日~18日、エジプト シャルム・エル・シェイク)で配布され、国際的な気候変動対策の基礎資料として用いられる予定とのことです。

 

参考 気象庁報道発表資料
https://www.jma.go.jp/jma/press/2210/27a/GHG_Bulletin_18.html

気象庁は令和4年8月22日、異常気象分析検討会において、今夏の天候の特徴と要因を分析し、見解をとりまとめ発表しました。

発表では、6月下旬~7月初めの記録的な高温は、日本付近で上層の亜熱帯ジェット気流が北に蛇行し、上層の高気圧と地表の太平洋高気圧がともにこの時期としては記録的に強まったことが主要因で、これに持続的な温暖化傾向が加わったためとみられるとのことです。

また、7月中旬にかけて各地で大雨が発生した要因としては、日本の北方でブロッキング高気圧が持続するとともに、亜熱帯ジェット気流が日本付近で南に蛇行し、上層の寒気の影響を受けやすかったことが考えられ、7月末から8月中旬にかけては、亜熱帯ジェット気流の北上に伴い、北日本付近に前線が停滞しがちで大雨となった一方、西日本を中心に高温となったとのことです。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

6月下旬から7月初めの記録的な高温及びその後の天候の特徴と要因について
~異常気象分析検討会の分析結果の概要~(気象庁報道発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2208/22b/kentoukai20220822.html

市民会議「ごみ減量と資源再利用推進会議」と大津市は、ごみ減量や3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進するため、「リサイクルフェア2022」が9月17日()に開催されます。このフェアは、ごみやリサイクルのことを楽しく体験しながら学ぶことができるイベントです。

なお、今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、急遽中止等になる場合があります。

〇イベント概要

  • 日時:令和4年9月17日(土曜)11時~15時
  • 会場:ブランチ大津京(大津市二本松1-1)
  • 内容:
    • ステージイベント
      (リユース品の大抽選会、ごみ分別クイズ、おおつエコ・リサイクルコンクール表彰式 等)
    • ブース
      (フードドライブ、タンブラーお絵かきコーナー、水銀体温計回収等回収BOX 等)

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

リサイクルフェア2022を開催します(大津市広報資料)
https://www.city.otsu.lg.jp/manabi/event/event/43622.html

気象庁は令和4年7月22日、世界の異常気象速報(臨時)で、「ヨーロッパ西部を中心とした顕著な高温について」を発表しました。

発表では、ヨーロッパ西部を中心に、7月上旬から顕著な高温が続いており、スペイン南部のコルドバでは、7月12日、13日に最高気温43.6℃、フランス南部のトゥールーズでは、7月17日に最高気温39.4℃を観測し、また、イギリス東部のコニングスビー(Coningsby)では、7月19日に暫定値で最高気温40.3℃を記録したと報じられ(イギリス気象局)、2019年7月25日にイギリス南東部のケンブリッジで観測されたイギリスにおける最高気温の記録(38.7℃)を更新したとのことです。

一連の顕著な高温をもたらした要因として、偏西風の蛇行に伴ってヨーロッパ西部付近では背の高い高気圧に覆われたことに加え、南からの暖かい空気の流入や強い日射の影響で、地表付近の気温が上昇しやすかったことがあるとみられるとし、顕著な高温の背景には、地球温暖化に伴う全球的な気温の上昇傾向も影響したと考えられるとのことです。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

「世界の異常気象速報(臨時)」で「ヨーロッパ西部を中心とした顕著な高温について」を発表しました(気象庁お知らせ)
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/extra/index.html

滋賀県では、「ポイ捨てごみのない美しい湖国滋賀」の実現に向け、一人ひとりが日常生活を見直し、行動することを目指し、ごみの減量化と環境美化に関する啓発と意識の高揚を図る標語・ポスターコンクールを実施します。

このため、ごみの減量化、環境美化(ポイ捨て防止)に関する標語・ポスター図案を募集しています。

応募の締切は令和4年9月12日(月)(当日消印有効)とされています。

 

募集内容等、詳しくは下記URLをご覧ください。

令和4年度ごみ減量化と環境美化に関する標語・ポスターコンクールの実施について(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/320015.html

 

令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が公表されました。

環境省は令和4年6月7日、令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書を公表しました。

令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の白書のテーマは、「グリーン社会の実現に向けて変える私たちの地域とライフスタイル~私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ~」とされ、2030年までを「勝負の10年」として、国内外で「脱炭素ドミノ」を起こしていくために私たち一人ひとりが、未来に影響を与える当事者であるという意識を持って行動し、脱炭素のみならず、資源循環、分散・自然共生という多角的なアプローチによってグリーン社会の実現を目指していくことを伝えています。

令和4年版白書のポイント

  • 気候変動や資源の大量消費、生物多様性の損失等の危機に対して世界が大きく動き出し、危機的状況を世界全体で乗り越えるための国際動向を紹介。
  • 「脱炭素」と並行して「循環経済」、「分散・自然共生」という多角的かつ、相関しているアプローチからグリーン社会の実現を目指すことを記述。
  • 地域資源を生かして脱炭素化を図りつつ、経済活性化・社会課題の解決を目指す地域づくりや、「ファッション・食・住まい・移動」から一人ひとりのライフスタイルの変革により、持続可能で将来世代が、希望を持つことができる社会を引き継げることを目指すことを記述。
  • 東日本大震災・原発事故の被災地の環境再生取組の進捗や、復興の新たなステージに向けた未来志向の取組を紹介。

また、山口環境大臣は、同日の閣議後の会見で、「地域の脱炭素や国民一人一人のライフスタイルの転換等、脱炭素社会の実現に向けた政策や取組の具体的事例を、地域活性化などのメリットも交えながら紹介しています。自治体や企業、国民の皆さんに、これを参考に脱炭素に向けた新たなアクションに取り組んでいただきたいと思います。」とコメントされました。


詳しい内容は下記のURLをご覧ください。

令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の公表について(環境省報道発表資料)
https://www.env.go.jp/press/111155.html

滋賀県では、これまで関西広域連合と連携し、節電・省エネルギーを家庭や企業に呼び掛けてきました。この度、国において今夏の電力需給の厳しい見通しが示されましたので、改めて夏の取組について協力をお願いします。

内容

1.呼びかけ内容・期間

  • (1)内容
    「関西夏のエコスタイル」として夏季の適正冷房(室温 28℃)および軽装勤務のほか省エネ・脱炭素型の製品・行動の選択をお願いします。
  • (2)期間
    「関西夏のエコスタイル」の期間のうち、特に夏季(令和4年7月1日(金)~9月 30日(金))を対象期間とします。
     参考:「関西夏のエコスタイル」令和4年5月1日(日)~10 月 31 日(月)

 2.電力需給ひっ迫時警報等が発出された場合の周知方法

  • しらしが配信、ホームページへの掲載等により、広く県民にお知らせし、健康に影響のない範囲での節電・省エネ対応を呼びかけます。

 

詳しい内容は下記のURLをご覧ください。

電力需給のひっ迫を踏まえた改めての夏の節電・省エネルギーの呼びかけについて(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/325844.html