温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

「大津市の環境 令和3年度版環境白書」が発行されました。

この環境白書は、大津市環境基本条例第16条に基づき、2020(令和 2)年度における本市の環境の状況及び環境の保全と創造のため講じた施策などを中心に取りまとめられたものです。

以下のURLの「デジタルブック版」でご覧ください。

 

大津市の環境 令和3年度版環境白書|大津市ホームページ
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/030/1121/g/kokai/47110.html

大津市は、環境施策を総合的かつ計画的に実施及び推進するため、2022年度から2030年度の9年間を計画期間とする「大津市環境基本計画(第3次)」を策定しました。本計画に基づき、本市の良好な環境を保全しつつ、『環境人』の育成をこれまで以上に進め、地球温暖化や市域の環境保全のために、市民・事業者・行政の三者協働で取組を推進していくとされています。

 

(参考)大津市環境基本計画(第3次)
https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/keikaku/machi/kankyo/46471.html

滋賀県は、CO₂ネットゼロ推進に係る県の姿勢や取組を県民の皆様や、より多くの方に知っていただき、一層の推進を図るため、目標とその達成状況に応じた対応を連動させた「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行する予定としています。

県では、CO₂ネットゼロ推進のため、「CO₂ネットゼロ社会づくり推進計画」の策定を進めており、あわせて事業者としての行動計画である「環境にやさしい県庁率先行動計画(GOS)」の改定作業を行っています。

この中では、国よりも厳しい数値目標の設定を予定しており、県のCO₂ネットゼロ推進に向けた取組を県民の皆様やより多くの方々に理解いただき、その機運醸成につなげるとともに、より一層の推進につなげるため、目標達成状況に応じた対応を連動させたESG債のひとつである「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行することとしたとのことです。

 

詳しくは、以下のURLをご覧ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/323067.html

滋賀県は2月1日に、「琵琶湖の全層循環」、いわゆる「琵琶湖の深呼吸」を確認したと発表しました。

1月26日(水)に琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖の水質調査を実施したところ、琵琶湖北湖で全層循環を確認し、底層DOの回復も確認しました。昨年末に大雪が降るなど冬の冷え込みが厳しく、琵琶湖の水が十分に冷やされたことが要因と考えらるとのことです。

また、1月28日(金)に実施した水中ロボット(ROV)の調査では、水深90m地点において、生物の死亡個体は見られず、イサザ、ホンモロコ、スジエビなどの生物が見られたということです。

 

(参考) 琵琶湖北湖で全層循環を確認|滋賀県ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/323352.html

滋賀県は1月28日、2019年度(令和元年度)に滋賀県域から排出された温室効果ガス総排出量は1,106万t(二酸化炭素換算)であり、2013年度比22.2%減(316万t減)、前年度比2.0%減(22万t減)とのとりまとめ結果を公表しました。

温室効果ガス総排出量は2012年度以降は減少を続けており、また、温室効果ガス総排出量のうち、二酸化炭素が93.0%を占めています。

また、「滋賀県低炭素社会づくり推進計画」に掲げる2030年度の削減目標(1,095万t)に対する進捗率は96.6%となり、現在検討中の「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」に掲げる2030年度の削減目標(711万t)に対する進捗率は、44.5%となっています。

さらに、二酸化炭素排出量でみると、排出量は10,283千tであり、2013年度比23.9%減(3,231千t減)、前年度比2.2%減(228千t減)となっており、部門別の割合は、産業部門 47.5%(4,885千t)、運輸部門 21.5%(2,209千t)、家庭部門 14.7%(1,506千t)、業務部門 13.5%(1,392千t)の順となっています。

 

※滋賀県域からの温室効果ガス排出実態については、以下のURLをご参照ください。
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5296818.pdf

「滋賀の環境2021(令和3年版環境白書)」は、滋賀県環境基本条例第9条に基づく年次報告書であり、滋賀の環境の現況および令和2年度に県が環境保全に関して取り組んだ施策等についてまとめたものです。

白書では、第五次滋賀県環境総合計画の基本施策の点検を<共生> <守る・活かす・支える> <協働>の施策展開の視点および「地域資源の適切な活用」「環境負荷の低減」「環境への投資・貢献」の観点から行い、その結果を掲載しています。

また、環境関連の話題として、「「びわ湖の日」40周年。マザーレイクゴールズを策定!」、「日本水大賞「国際貢献賞」」を受賞!」、「びわ湖カーボンクレジット普及促進」などのトピックス記事も掲載されています。

 

なお、今年度から冊子(本編)による配布は行われません。以下の、URLから閲覧・ダウンロードが可能です。

滋賀の環境2021(令和3年版環境白書)|滋賀県ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/kankyou/323194.html

滋賀県が目指している、2050年にCO2排出量を実質ゼロにする「CO2ネットゼロ社会」の実現に向けた本県の今後の方向性や取り組みについて、県の担当の方からお話しいただきます。

  • 日時:1月29日()14時~16時
  • 場所:明日都浜大津ふれあいプラザ
  • 内容:「滋賀県のCO2ネットゼロ社会づくりを考える~2050年温室効果ガス排出実質ゼロの実現に向けて~」(講演)
  • 講師:滋賀県総合企画部CO2ネットゼロ推進課参事 中嶋洋一氏
  • 対象:一般市民
  • 定員:30人程度(申込多数の場合は抽選)
  • 参加費:無料

申込みは、1月19日(水)までに電話または FAX、メール(「滋賀県のCO2ネットゼロ社会づくりを考える」参加希望と書いて、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を記入のうえ)で大津市地球温暖化防止活動推進センターへ
TEL: 077-526-7545  FAX: 077-526-7581  E-mail: info@otsu.ondanka.net

気象庁は令和3年12月22に、「2021年の天候と台風のまとめ(速報)」を公表し、その中で、日本の年平均気温は1898年の統計開始以降で最も高い値となる見込みであると発表しました。

発表では、令和3年(2021年)は、ほぼ年を通して全国的に気温の高い状態が続き、日本の年平均気温偏差(1991~2020年の30年平均値からの偏差(注))は+0.65℃(1~11月の期間から算出した速報値)で、統計を開始した1898年以降、2020年と並び、最も高い値となる見込みとしています(図)。

日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.29℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が多くなっているとのことです。

なお、本資料は、日本の天候については2021年12月20日まで、台風については12月22日まで、日本と世界の平均気温、世界の天候については11月までの状況を速報としてまとめられたもので、確定値に基づく情報は、2022年1月以降、気象庁HPにおいて順次公開されます。

(注)日本の年平均気温の偏差は平均気温から基準値を差し引いた値から算出している。気象庁では、本年5月にこれまでの1981~2010年の30年平均値から1991~2020年の30年平均値に基準値を変更した。

 

参考 2021年の天候と台風のまとめ(速報) 気象庁|報道発表資料
https://www.jma.go.jp/jma/press/2112/22a/press_2021matome.html

滋賀県が目指している、2050年にCO2排出量を実質ゼロにする「CO2ネットゼロ社会」の実現に向けた本県の今後の方向性や取り組みについて、県の担当の方からお話しいただきます。

  • 日時:1月29日()14時~16時
  • 場所:明日都浜大津ふれあいプラザ
  • 内容:「滋賀県のCO2ネットゼロ社会づくりを考える~2050年温室効果ガス排出実質ゼロの実現に向けて~」(講演)
  • 講師:滋賀県総合企画部CO2ネットゼロ推進課ご担当者
  • 対象:一般市民
  • 定員:30人程度(申込多数の場合は抽選)
  • 参加費:無料

申込みは、1月19日(水)までに電話または FAX、メール(「滋賀県のCO2ネットゼロ社会づくりを考える」参加希望と書いて、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号を記入のうえ)で大津市地球温暖化防止活動推進センターへ
TEL: 077-526-7545  FAX: 077-526-7581  E-mail: info@otsu.ondanka.net

12月11日()、おおつ市民環境塾2021講座7「マイクロプラスチックによる環境汚染と私たちの暮らし」を開催しました。

講師は、田中周平氏(京都大学大学院 地球環境学堂 准教授)。

マイクロプラスチックとは、衣類や容器包装等のプラスチックが環境中で劣化、微小化したものであり、生態系や私たちの生活に影響を与えています。一般家庭からの生活排水にも含まれるマイクロプラスチックの実情や環境汚染について写真やグラフなどを使い、説明いただきました。

身近にある洗顔剤や化粧品などにもマイクロプラスチックが含まれていることや、さらに細分化されてできるナノプラスチックが下水処理では浄化しきれないことなど、驚くような現実を知りました。

今後プラスチックの使用はどうするのか、できる限りの処理をするためにはどうすればよいのか、私たちが生活の中で判断し行動していくことが求められています。

 

 12月11日(土)、おおつ市民環境塾2021講座7「マイクロプラスチックによる環境汚染と私たちの暮らし」を開催しました。 講師は、田中周平氏(京都大学大学院 地球環境学堂 准教授)。 マイクロプラスチックとは、衣類や容器包装等のプラスチックが環境中で劣化、微小化したものであり、生態系や私たちの生活に影響を与えています。一般家庭からの生活排水にも含まれるマイクロプラスチックの実情や環境汚染について写真やグラフなどを使い、説明いただきました。 身近にある洗顔剤や化粧品などにもマイクロプラスチックが含まれていることや、さらに細分化されてできるナノプラスチックが下水処理では浄化しきれないことなど、驚くような現実を知りました。 今後プラスチックの使用はどうするのか、できる限りの処理をするためにはどうすればよいのか、私たちが生活の中で判断し行動していくことが求められています。