温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

COOLCHOICE-logo 昨年12月にパリで開催されたCOP21において採択されたパリ協定を踏まえ、環境省では国内対策を着実に進めるために、温室効果ガス排出量の削減目標を2030年26%(2013年比)、2050年までに80%を目指して、国民運動を推進することになりました。

それが「COOL CHOICE」(クールチョイス=賢い選択)です。目標達成のために、省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を広く国民のみんなが実践していこうという長期の取組みです。

~未来のために、いま選ぼう。~のスローガンのもと、身近な生活のなかで、未来のために、いま何を選択するか、を選ぶ取組みです。

2020年度までに」の個人賛同者を600万人、賛同団体40万団体を、そして2016年にはその5分の1にあたる個人賛同者120万人、団体8万を目標にしています。大津市地球温暖化防止活動推進センターもこの趣旨に賛同した活動を推進します。

「COOL CHOICE」についての情報は:http://www.env.go.jp/press/101177.html

4月1日からいよいよ電力の自由化が始まりました。多くの企業が電力の小売り事業への参入を進めています。家庭が電力の購入先を選択できるようになることは、電気代の節減につながり、家計によい影響を及ぼしてくれると期待されています。

もう一つ大切なことは、これを機会に家庭(電力の消費者)が自分が使う電力の電源に関心をもち、選択ができる道が開かれていくことです。いくらか料金が高くなるかも知れませんが、再生可能エネルギーの普及に消費者として協力できる道が開けていくことは地球温暖化防止に貢献できるものと思われます。

日本は温室効果ガスの排出量を2030年までに2013年に比べて26%削減することを目標にしています。そのためには各方面にわたる削減策が必要ですが、家庭における省エネ等による削減も重要な要素です。1世帯あたりのCO2の排出量は年間3.5トンといわれます。

LED電球の普及や住宅の断熱性の向上によって家庭部門では40%の大幅な削減を目指しています。