大津市地球温暖化防止活動推進センターについて

平成28年4月1日から、大津市の指定を受け、特定非営利活動法人おおつ環境フォーラムが「大津市地球温暖化防止活動推進センター」の運営にあたります。

このセンターは、地球温暖化対策の推進に関する法律によって定められたセンターで、都道府県知事や政令指定都市・中核市等の市長により指定されます。大津市のセンター指定は、全国の市レベルでは9番目で、まだまだ数の少ないセンターの仲間入りをしました。

市民・市民活動団体、事業者(企業)、公共施設(行政)と協働して、大津市の環境を守り市民が暮らしやすい「環境のまち大津」づくりに励みます。

センターの主な業務は、地球温暖化防止に関する「啓発・広報活動」「活動支援」「照会・相談活動」「調査・研究活動」「情報提供活動」などです。

11月17日()明日都浜大津4階会議室において講座4「地球温暖化防止活動の現状」を開講しました。

地球温暖化防止活動の歴史、パリ協定の意義、気候変動の見通し、国民運動クールチョイスの内容、パリ協定を実現するための省エネ努力の必要性など多くの資料を使って詳しい説明がありました。講師は、NPO法人おおつ環境フォーラムエネルギーPJリーダーの山 和孝さんです。

 11月17日(土) 明日都浜大津4階視聴覚室に於いて『地球温暖化防止活動の現状』と題し「おおつ環境未来人」第4講座が大津市地球温暖化防止活動推進センターにより開催されました。その内容を写真で報告致します。 1) 講師は 山 和孝 氏 (おおつ環境フォーラム エネルギープロジェクト・リーダー) 2)講座概要 ①地球温暖化防止活動の歴史の説明、特に「パリ協定」時の各国の温室効果ガスの説明、日本が「パリ協定で約束した事」そして我が国の温室効果ガス低減について講師の体験を基に説明され、私たちが「パリ協定」に対して、何をなすべきか示唆されました。 3)地球温暖化は、防止活動をしないと「地球は+4.5℃ 上昇し、食糧難、益々気候変動(大きな台風、竜巻、水害、など)が発生す…

ご家庭での省エネ(電気代の節約にも役立つ)を進めていただくための一つの方法として、夏・冬(冷暖房等を使用する時期)に省エネを進めるために「エコライフデー」を実施しています。

ご自分で、「今日一日をエコライフデー」と決めていただき、ご家族の皆さんで挑戦してください。

このホームページから挑戦できます。

11月3日()ピアザ淡海2階会議室において交流会を開催しました。今年の交流会は、「SDGsの視点で環境を考える」をテーマに基調講演、4つのグループに分かれてのディスカッション、パネル展示を行ないました。詳しくは次のとおりです。

 『2018 大津市環境情報合同交流会』が11月3日 ピアザ淡海 2階会議室に於いて 大津市、大津商工会議所主催で、大津市地球温温暖化防止活動推進センターが実施しました。会場では14団体のポスター展示があり参加された方々はポスター展示の前で意見交換など交流を図っておられました。。

平成30年10月31日(水)、「おおつ環境未来人」育成講座(講座2)「エコツーリズム・気象条件が魚に与える影響」を開催し、滋賀県彦根市にある水産試験場を訪問しました。実施報告は次のとおりです。

  1. 実施日時:平成30年10月31日(水)8:30~12:40 天候:曇り
  2. 実施場所:滋賀県水産試験場会議室、研究室、船溜まりに接岸している調査船内
  3. 目的:「気象条件が魚に与える影響」について知る。
  4. 参加者:9名
  5. スタッフ:滋賀県水産試験場 1名
    特定非営利活動法人おおつ環境フォーラム 2名
  6. タイムスケジュール
    • 08:30 受付
    • 09:14 JR大津駅より乗車
    • 10:09 JR南彦根駅到着、タクシー2台に分乗
    • 10:20 県水産試験場に到着
    • 10:25 あいさつ
    • 10:40 講話:滋賀県水産試験場 主任専門委員 酒井明久先生
    • 11:50 施設見学(琵琶湖丸~研究室)
    • 12:30 交流会(アンケートの記入)
    • 12:40 閉会、解散
  7. 実施概要
    • 大津市に比べ少し気温が低く感じた彦根市、特に水産試験場は湖岸に位置するためか、強風が吹いていた。南彦根駅よりタクシー2台で7名が向かい、別便で到着した4名と合わせて11名が水産試験場で一堂に会し、エコツーリズムを開始した。
    • まずは、2階会議室で主任専門委員 酒井明久先生が「気象条件が魚に与える影響」をテーマに講話してくださった。①水産試験場の仕事、②琵琶湖の水質(透明度・水温・溶存酸素)、③琵琶湖にすむ魚たち、④地球温暖化が魚に及ぼす影響、⑤ビワマス(生活史・産卵時期・子魚の生残率)、⑥アユ(生活史・産卵時期・子魚の生残率)、⑦イサザ(生活史・底層の酸素濃度・子魚の生残率)⑧おいしい湖魚レシピ、という項目に分けて詳しく教えていただき、さらに参加者からの質問にも丁寧にご回答頂いた結果、予定時間を大きく超過してしまった。
    • 次に、酒井先生のご案内で水産試験場の外にある専属船溜まりに接岸している調査船「琵琶湖丸」に乗り込み、水深計測器、特性プランクトンネット、魚群探知機などの機器について説明いただいた。風が強くなり、びわ湖は白い波頭が連なり、まるで海のように荒れて、接岸している船とは思えないくらい揺れ出したところで調査船を下り、研究室へ移動した。
    • 研究室では、アユの耳石のプレパラートを電子顕微鏡で見せていただいた。耳石とは木の年輪のように同心円状に輪が一日に一つ生成されていくもので、成長が著しい日は幅が広く、あまり成長しない時は狭くなることを教えていただいた。さらに生きている魚の耳石を蛍光染料で染色して放流することで、獲られた魚がいつ生まれたか、どこで放流した魚がどんな漁法で獲られたかなどが分かるなど、これからの漁業を考えるうえで非常に有意義なことであることが分かった。
    • 酒井先生の講話を聴く参加者

      透明度計測器とプランクトンネット

      調査船内の魚群探知機

      研究室で熱く語られる酒井先生

      アユの耳石の顕微鏡写真

      酒井先生を囲んで記念撮影

       

  8. ご意見、感想等
    • 貴重なお話をありがとうございました。
    • 高島の方にも是非行ってみたい。(講座2は台風被害のため行き先を変更)
    • アユやマスの成長に水温が大きく影響すること勉強になりました。
    • 丁寧でわかりやすい説明をありがとうございました。内容も大変面白く、初めての聞くことも多かったです。びわ湖の固有種のお魚がもっと増えますように。
    • 琵琶湖の生態系が少し理解できました。いろいろな要因があり、理解に手間取るが未だわからない。
    • 初めての試験場見学であり、参考になった。
    • よくわかった。
    • とても興味深かったです。もっと時間が欲しかったです。今の琵琶湖の状態がよくわかりました。

12月8日()に開催される滋賀グリーン購入ネットワークの恒例の「三方よしエコフェア」2018に大津市センターも参加し出展します。

当日会場で、家庭の省エネ簡易診断や来場の子どもたちの環境学習に役立つ展示を行ない、遊びながら環境を学ぶコーナーを設けます。

日時・場所は次のとおりです。

  • 開催日時: 2018年12月8日(土)10:30~15:00
  • 場  所: ピアザ淡海 3階 大会議室、305会議室
  • 来場者数: 1,500人(目標)

多くの皆様のご来場をお待ちします。

平成30年10月27日()、「おおつ環境未来人」育成講座を開講しました。この講座は、環境省平成30年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金により実施するものです。

講座1は、環境問題概論『公害問題から地球環境問題へ』、講師は当団体の理事長である竺文彦先生(龍谷大学名誉教授)です。

まず、明治時代から始まる公害問題を振り返りました。イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそくなど、四大公害訴訟と呼ばれる公害は私たちの記憶にもあると思います。

次に滋賀の環境のあゆみを学びました。琵琶湖の水のかび臭、赤潮問題などが起き、石けん運動がおこりました。そして、だんだん水質汚染が改善され、現在は外来魚、水草問題に関心が移っているようです。

公害問題は、限定された地域の汚染が原因でその地域に住んでいる人が被害者になっていますが、現在の地球環境問題は、原因、加害者、被害者が分かりにくく、それがこの環境問題の難しさになっているとのことでした。

また、歴史的に見て、有限な森林資源をエネルギー源にして消耗させた文明は滅んできたとのこと! 私たちも有限な化石燃料を卒業して再生可能エネルギーに転換していくことが出来るのでしょうか。

最後に竺先生がこれからしたいこと。

  • 小水力発電
  • 自然な川の再生
  • 生ごみを活用する(メタン発酵、堆肥化など)

私たちも課題を整理して、自分が出来る事、したい事を考えましょう。

 平成30年10月27日(土)、「おおつ環境未来人」育成講座を開講しました。この講座は、環境省平成30年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金により実施するものです。 講座1は、環境問題概論『公害問題から地球環境問題へ』、講師は当団体の理事長である竺文彦先生(龍谷大学名誉教授)です。 まず、明治時代から始まる公害問題を振り返りました。イタイイタイ病、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそくなど、四大公害訴訟と呼ばれる公害は私たちの記憶にもあると思います。 次に滋賀の環境のあゆみを学びました。琵琶湖の水のかび臭、赤潮問題などが起き、石けん運動がおこりました。そして、だんだん水質汚染が改善され、現在は外来魚、水草問題に関心が移っているようです。 公害問題は、限定された地域の汚染が原因でその地域に住んでいる人が被害者になっていますが、現在の地球環境問題は、原因、加害者、被害者が分かりにくく、それがこの環境問題の難しさになっているとのことでした。

今回は、地方創生の一環として大津市柳が崎に置かれた「国立環境研究所琵琶湖分室」を訪問し、今井分室長からお聞きした同分室の役割や研究内容、さらに滋賀県民の関心が高い琵琶湖の状況について特集しました。ぜひお読みください。

また10月~11月に大津市センターで実施する主な事業についての情報を掲載しています。主な事業は、10月27日から始まる「おおつ環境未来人」育成講座、11月3日の「大津市環境情報合同交流会2018」、11月10日の「これからの、エコな車の選び方」講習会です。多くの皆様のご参加歓迎です。

10月17日(水)長浜バイオ大学において、第5回エコ・エコノミー推進セミナー(主催:公益財団法人淡海環境保全財団)が開催されます。このセミナーは第21回びわ湖環境ビジネスメッセ共催セミナーです。

今回は、昨年第1回「ジャパンSDGsアワード」総理大臣賞を受賞した北海道下川町の経済・社会・環境の統合的取り組みに学ぶ、がテーマで、基調講演「持続可能な地域社会の実現に向けて~SDGs未来都市しもかわ~」があります。

講演では、SDGsを切り口とした企業と自治体との協働取り組みが紹介される予定です。詳しくはチラシをご覧ください。

大津市センターでは、事業所における省エネ・節電を推進するために無料で診断を実施します。この度、診断希望募集の案内チラシをつくりました。

省エネ成功事例も掲載しています。センターでは診断後に改善提案も行ないます。地球温暖化防止に貢献するとともに、エネルギーコストを下げて経営改善にも役立ててください。詳細は次の案内からご覧ください。

申込用紙もダウンロードできます。平成30年度は終了しました。

申込書

同日12:30~16:20まで、ピアザ淡海2階会議室にて、基調講演・テーマディスカッション・パネル展示から構成する会合で、市民・企業・環境団体・大学・行政が集まり、環境について情報を交換します。

持続可能な社会への国連目標「SDGsの視点で環境を考える」~ネットワークを作ろう~で、基調講演は認定NPO法人環境市民代表の杦本育生(すぎもといくお)氏のお話をお聴きします。

その後、4つのテーマに分かれてグループディスカッションを行ないます。4つのテーマは「環境と持続可能な経済発展を地域から」「食品など資源をみんなで活用する社会づくり」「びわ湖を守り、活かす」「気候変動防止のための低炭素社会づくり」です。多くの市民の皆様のご参加をお待ちしています。

申込みは、大津市地球温暖化防止活動推進センターまで。申込書は下記からダウンロードできます。