9月21日(土)、おおつ市民環境塾講座5「宇宙から見た近江の森の変遷」を開催しました。講師は 中川 宏治 先生 (環境科学博士)です。
滋賀県の森林の歴史と現状を知るために複数の種類のデータを用い、その活用手法の説明がありました。
古くは琵琶湖や遺跡の泥の中に残る花粉の化石を調べることにより400万年前からの森林の変遷について調べることができ、長期的な時間スケールでみると、植生は気候変動と共に変化していることが分かるそうです。
次に、歴史資料として残っている絵図などにより森林の状況を解析することもできます。明治時代からは写真も残っており、戦後は米軍の撮った空中写真もあります。特定地域の撮影時の植生を把握する上で重要です。
そして1972年からは地球観測衛星ランドサットによる衛星写真があり、無償で使いやすいデータを提供してくれているとのことです。
森林の利用が減っている現在、近畿地方の多くの地域の植生は常緑広葉樹林となり、シイ類が増えているそうですが、地球温暖化に伴い滋賀県の森林もまだまだ変わって行くかもしれないと感じました。
9月21日(土)、おおつ市民環境塾講座5「宇宙から見た近江の森の変遷」を開催しました。講師は 中川 宏治 先生 (環境科学博士)です。 滋賀県の森林の歴史と現状を知るために複数の種類のデータを用い、その活用手法の説明がありました。 古くは琵琶湖や遺跡の泥の中に残る花粉の化石を調べることにより400万年前からの森林の変遷について調べることができ、長期的な時間スケールでみると、植生は気候変動と共に変化していることが分かるそうです。。 次に、歴史資料として残っている絵図などにより森林の状況を解析することもできます。明治時代からは写真も残っており、戦後は米軍の撮った空中写真もあります。特定地域の撮影時の植生を把握する上で重要です。 そして1972年からは地球観測衛星ランドサットによる衛星写真があり、無償で使いやすいデータを提供してくれているとのことです。 森林の利用が減っている現在、近畿地方の多くの地域の植生は常緑広葉樹林となり、シイ類が増えているそうですが、地球温暖化に伴い滋賀県の森林もまだまだ変わって行くかもしれないと感じました。