温暖化とは

産業革命以降、人間の活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが蓄積され、その急激な増加によって地球規模で気温や海水温が上昇しています。

この結果、世界の平均的気温の上昇のみならず、異常高温や大雨・干ばつが増加し、水資源や農作物に影響が及び、将来、食糧や生態系、健康への深刻な被害を引き起こすのではないかと心配されています。

気候の変動によって起きると予測される事態に対して、どう対処し、解決策を見出していくか、今、真剣に考えなければなりません。

気象庁は令和6年1月4日に、2023年(令和5年)の天候について発表しました。

発表では、2023年(令和5年)の日本の天候は、年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本で記録的な高温となり、また、秋は西日本太平洋側で記録的な少雨多照となったとのことです。

 

なお、2023年(令和5年)の日本の天候の特徴は次のとおりとされています。

・年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本で記録的な高温となりました。

春から秋にかけて気温の高い状態が続き、低温は一時的だったため、年平均気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高くなりました。1946年の統計開始以降、北・東日本では年平均気温が1位の高温、西日本では1位タイの高温となりました。北・東日本は春・夏・秋の3季節連続で季節平均気温が1位の高温となり、西日本では夏の平均気温が1位タイの高温となりました。

・秋は西日本太平洋側で記録的な少雨多照となりました

東・西日本太平洋側と沖縄・奄美では、秋雨前線や低気圧、台風の影響を受けにくく、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、秋の降水量はかなり少なく、秋の日照時間はかなり多くなりました。特に西日本太平洋側では、秋の降水量平年比が48%、秋の日照時間平年比が120%となり、1946年の統計開始以降、秋として1位の少雨及び多照となりました。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

2023年(令和5年)の日本の天候(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2401/04b/tenko2023.html

気象庁は令和5年12月22日に、2023年(令和5年)の天候のまとめ(速報)を発表しました。

発表では、日本の年平均気温及び日本近海の平均海面水温はいずれも、これまでの1位の記録を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みであり、 世界の年平均気温も、これまでの1位の記録を大きく上回って統計開始以降最も高い値となる見込みとのことです。

また、世界各地で異常高温が発生し、各国の月平均気温や季節平均気温の記録更新が報告されたとしています。

また、日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.35℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が多くなっており、地球温暖化の進行に伴い、このような記録的な高温が発生しやすくなっているとこのとです。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

2023年の天候のまとめ(速報)(気象庁報道発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2312/22d/20231222_press_2023tenkomatome.html

7月15日から9月30日(小学生おおつエコライフチャレンジ サマー2023期間含む)まで実施しました、「一般向けおおつエコライフチャレンジ サマー2023」の結果報告です。

のべ、836人のみなさんに参加していただきました。おおつエコライフチャレンジに取り組んでいただきありがとうございました。

みなさんの取り組みのおかげで、CO2 673.5kgを減らすことができました。これは、約61本のブナの木が1年間に吸収する量になります。

これからも、環境にやさしい生活を続けていただきますようお願いします。

 

「おおつエコライフチャレンジ サマー2023」の詳しくは、添付の結果報告書をご覧ください。

 

おおつエコライフチャレンジ」は、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

「環境保全のため」、「家計の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジをお願いします。

おおつエコライフチャレンジ サマー2023一般向け結果報告.pdf

9月1日から9月30日まで実施しました、「小学生おおつエコライフチャレンジ サマー2023」の結果報告です。

のべ、604人の小学生のみなさんに参加していただきました。おおつエコライフチャレンジに取り組んでくれてありがとう!

みなさんの取り組みのおかげで、CO2 371kgを減らすことができました。これは、約33本のブナの木が1年間に吸収する量になります。

これからも、環境にやさしい生活を続けてくださいね。

 

「小学生おおつエコライフチャレンジ サマー2023」の詳しくは、添付の結果報告書をご覧ください。

 

おおつエコライフチャレンジ」は、スマートフォンやパソコン、タブレット等から、環境にやさしい取り組み項目に対して、「〇△×」で回答すると、1年間で削減できるCO₂の量や節約できる電気量などを知ることができます。

「環境保全のため」、「家計の節約のため」等、きっかけは人それぞれかもしれませんが、エコなライフスタイルについて考え、未来の地球を守る取り組みにチャレンジをお願いします。

 

おおつエコライフチャレンジ サマー2023小学生向け結果報告.pdf

気象庁は令和5年12月1日に、日本の平均気温及び日本近海の平均海面水温は高温の状態が続いており、2023年の秋(9~11月)はいずれも、この季節として過去の記録を大きく上回る第1位の高温となったと発表しました。

2023年(令和5年)秋(9~11月)の日本の平均気温偏差(※1)は+1.39℃となり、秋の気温としては統計を開始した1898年以降で最も高かった2022年(+0.90℃)を大きく上回り、第1位の記録となり、また、日本近海の9~11月の平均海面水温の平年差(※2)は+1.2℃となり、統計を開始した1982年以降で最も高かった1999年と1998年の+0.7℃を大きく上回り、第1位の記録となりました。

これにより、日本の平均気温はこの春から3季節連続、日本近海の平均海面水温は夏に続き2季節連続で高温の記録を更新したとしています。

秋の日本の平均気温が高くなったことは、日本の北から寒気が南下しにくく、暖かい空気に覆われやすかったことが主な要因と考えられ、日本近海の平均海面水温が高かったことについては、暖かい空気に覆われやすかったことのほか、黒潮続流が三陸沖まで北上した状態が続き、海洋内部まで水温が高いために海面水温が下がりにくかったことも主な要因として考えられるとしています。

また、地球温暖化の進行に伴い、このような記録的な高温が発生しやすくなっているとのことです。

※1 平均気温偏差:観測データの均質性が長期間確保でき、かつ都市化等による環境の変化が比較的小さい15地点について、それぞれ気温の30年(1991年~2020年)の平均値からの差を求め、それらを全地点で平均した値。

※2 平年差は平年値との差をいい、平年値は1991~2020年の30年平均値である。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

秋の日本の平均気温と日本近海の平均海面水温の記録的な高温について~平均気温は3季節連続、平均海面水温は2季節連続で記録更新~(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2312/01c/temp_SON.html

気象庁は令和5年11月29日に、今年の南極オゾンホールの最大面積は、最近10年間で3番目の大きさとなったと発表しました。

気象庁では、オゾン層保護対策に資するため、南極オゾンホールの状況を衛星観測データや地上観測データを用いて解析しており、2023年の南極オゾンホールは、9月21日に今年の最大面積2,590万km2となったとのことです。

オゾンホールの年最大面積は2000年頃から減少傾向が続いてきましたが、今年を含め2020年以降は南極オゾンホールの年最大面積の大きい年が続いており、今年の最大面積は南極大陸の約1.9倍で、最近10年間で3番目に大きい値とのことです。

オゾン層破壊物質の大気中濃度は緩やかに減少していることから、これは気象要因によるものと考えられ、特に今年は9月に南極上空で著しい低温域が例年より広く分布したことにより、オゾン層の破壊が促進されたと考えられるとしています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

今年の南極オゾンホールは最近10年間で3番目の大きさ(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2311/29b/ozonehole2311.html

気象庁は令和5年11月15に、大気中の主要な温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の2022年の世界平均濃度は、いずれも観測史上最高を更新したと発表しました。

気象庁は、世界気象機関(WMO)の温室効果ガス世界資料センター(World Data Centre for Greenhouse Gases: WDCGG)を運営しており、世界中の温室効果ガス観測データの収集、解析を行っています。

WDCGGによる2022年までの観測データの解析によると、大気中の主要な温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素)の増加が続いており、2022年の世界平均濃度はいずれも観測史上最高を更新しましたとのことです。

特に、地球温暖化に対して世界全体で最大の寄与を持つ二酸化炭素(CO2)については、解析期間の1984年以降、毎年観測史上最高の濃度を更新し続けており、2022年の世界平均濃度は417.9±0.2 ppmとなっています。

表 主要温室効果ガスの2022年の世界平均濃度と増加量

二酸化炭素CO2 メタンCH4 一酸化二窒素N2O
2022年の世界平均濃度 417.9±0.2 ppm 1923±2 ppb 335.8±0.1 ppb
前年からの増加量 2.2 ppm 16 ppb 1.4 ppb
最近10年間の平均年増加量 2.46 ppm/年 10.2 ppb/年 1.05 ppb/年

注: ppmは大気中の分子100万個中、ppbは10億個中にある対象物質の個数を表す単位。

詳しくは、次のURLをご覧ください。

世界の主要温室効果ガス濃度は観測史上最高を更新(気象庁報道発表資料)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2311/15b/GHG_Bulletin_19_20231115.html

気象庁は令和5年10月2日、9月の日本の天候は、気温は全国的にかなり高く、東・西日本では記録的に高くなったと発表しました。

発表では、暖かい空気に覆われるとともに、南から暖かい空気が流れ込みやすい時期があったため、全国的に気温がかなり高く、1946年の統計開始以降で9月として東・西日本では1位の記録的な高温となったとのことです。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

9月の天候(気象庁報道発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2310/02a/tenko2309.html

滋賀県は10月4日、令和5年9月19日(火)に実施した水質調査において、琵琶湖北湖の第一湖盆(水深約90m)の1地点で、今年初めて底層溶存酸素量(以下「底層DO」という。)が底生生物への影響が見られる目安である2mg/Lを下回り、また、9月25日(月)の調査では、水深90mの2地点で2mg/Lを下回り、うち1地点で0.5mg/L未満となり、水深80mの1地点でも底層DOが2mg/Lを下回ったことを確認したと発表しました。

 

今年は、記録的な猛暑により表層と底層の水温差が大きく、表層と底層の水の混合が起こりにくいこと、また、8月下旬以降に台風等による強風の日が無かったことにより底層DOの低下が進んだと考えられるとのことでです。

また、9月19日時点では、水質は平年並みで推移しており、底層DOの低下による影響は確認されていないが、一方で、9月21日の水中ロボット(ROV)調査において底生生物のイサザやヨコエビの死亡個体が確認されたとのことです。

琵琶湖環境科学研究センターでは、既に底層DOの調査頻度を月2回から月4回に増やすとともに、水深80m地点付近も含めた範囲に拡大して調査を実施しており、今後とも貧酸素の水域の広がりを注視するとともに、各関係機関と連携しながら監視に努めていくとしています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

琵琶湖北湖90m湖盆の底層溶存酸素量等の現状について(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/333966.html

滋賀県では、令和5年10月1日から、プラごみ削減に向けた実践行動のチャレンジを後押しする「しがプラスチックチャレンジプロジェクト」を以下のとおり展開します。

 

「しがプラスチックチャレンジプロジェクト」の主な取組

「しがプラチャレンジの日」(毎月ついたち)の創設

○毎月ついたちをプラごみ削減に資する行動をとる特別な日とし、ライフスタイルを切り替える情報発信を行います。(「プラチャレ通信」を県HP「ごみゼロしが」、「しらしが」※を通じて発信し、「今月のプラチャレ」として実践いただきたい取組を例示)

○(株)良品計画が展開する無印良品の県内全6店舗と連携し、「今月のプラチャレ」に合わせた協働啓発を継続的に実施します。

 

〇「しがプラチャレンジ推進月間」(10 月)の設定

3R推進月間である10月を「しがプラチャレンジ推進月間」とし、プラスチックごみ削減の実践取組に繋げるため、集中的な普及・啓発に取り組みます。

《集中的な普及・啓発10月1日~10月31日》

(1)プロジェクトキックオフ(県公式YouTubeで知事によるキックオフ宣言動画を配信)

(2)テーマソングによるPR(ラジオ CM、SNS広告等)

(3)プロジェクトキャラクターによるPR(YouTube配信)

(4)取組例を記載したリーフレット等を県内小売店等で配布

☆「プラチャレ通信」や普及啓発動画は、県HP「ごみゼロしが」に掲載しています。

 

〇マイボトル携帯促進を目的とする県庁舎への給水機設置(県庁新館2階)

滋賀県とウォータースタンド株式会社が下記のとおり連携協定を締結し、県庁舎にマイボトル用給水機を設置します。

(1)設置場所:本庁舎新館2階廊下 1台

(2)供用開始:令和5年10月2日(月)12時から

(3)対 象:どなたでもお使いいただけます。

(4)その他:供用開始に際して、お披露目式を実施します。

 

〇無印良品の県内全店舗との協働啓発

かねてから給水機を設置し、プラスチックごみ削減の取組に力を入れられている株式会社良品計画が展開する無印良品の県内全店舗において、毎月「プラチャレ通信」のテーマに沿った協働啓発を継続的に実施します。

10月はマイボトルの活用をテーマに右のような特設コーナーを設置される予定です。また、店内に設置されている給水機を利用し、マイボトルを持参される方が増えることで、環境について考えるきっかけとなることを目指されています。

 

詳しくは、次のURLをご覧ください。

プラスチックごみ削減の実践行動を後押しする 「しがプラスチックチャレンジプロジェクト」をスタート!(滋賀県報道発表資料)
https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/333799.html