今号では、3月6日に開催したSDGs研究会「持続可能な地域をつくる」の開催報告をはじめ、平成30年度の大津市センターの主な事業計画、2月に発行した「地球温暖化防止対策事例集~住宅編」の紹介、「おおつ市民共同節電所」の取り組み等を掲載しました。
その他にも29年度に実施した「エコライフデー」の年間集計報告、そして東京オリンピック・パラリンピックの入賞メダルを携帯電話等のリサイクル材でつくるという事業の興味深い紹介もあります。ぜひ、お読みください。
今号では、3月6日に開催したSDGs研究会「持続可能な地域をつくる」の開催報告をはじめ、平成30年度の大津市センターの主な事業計画、2月に発行した「地球温暖化防止対策事例集~住宅編」の紹介、「おおつ市民共同節電所」の取り組み等を掲載しました。
その他にも29年度に実施した「エコライフデー」の年間集計報告、そして東京オリンピック・パラリンピックの入賞メダルを携帯電話等のリサイクル材でつくるという事業の興味深い紹介もあります。ぜひ、お読みください。
環境やエネルギーなどについて、楽しく学べるイベント「おおつ エコフェスタ」への出展者を募集します。
連絡先:TEL: 077-526-7545 FAX: 077-526-7581 E-mail: info@otsu.ondanka.net
平成28年4月1日にNPO法人おおつ環境フォーラムが大津市長からセンターの指定を受けて2年が経過し、3年目を迎えました。
当センターでは、その指定目的である地域の温暖化防止のための取り組みを進めて参りましたが、今、地球は人間が生活することにおける環境負荷の大きさに耐えきれない状況に陥っています。その現実のあらわれが気候変動による異常な気象の多発であると言われています。
今地球上に生活する者には、地球の限界を知り、節度をもった生活を営むことが求められています。当センターでは、温暖化に伴う厳しい環境情報をお伝えするとともに、どうすれば温暖化にストップをかけることができるかについて、皆様とともに考え、行動する機会を提供して参ります。
引続き、当センターをご愛顧ご利用くださいますようお願いいたします。
昭和63年から稼働していて処理能力の低下等から建て替えが行われる大津市の新環境美化センター(所在地:大津市膳所上別保町)において、3月4日(日)、建設予定地で起工式が実施されました。
新しい環境美化センターは、同じ敷地内に焼却施設やリサイクル施設を新築するもので、3年後の平成33年度の稼働を目指しています。
この美化センターの他にも建て替えられる北部クリーンセンターをあわせると設計、建設費で約335億円余りが必要ということですが、市民生活に欠かせない事業であり、地域の環境保全やCO₂の排出削減にも貢献する重要な事業であります。
新施設の完成が待たれるところです。
3月6日(火)午後、コラボしが21(9階)の大津商工会議所会議室にて、掲題の講座を開催しました。基調講演として、滋賀県企画調整課の久保田さんが「SDGsで描く持続可能な滋賀づくり」をテーマに講演しました。
引続き、大阪ガス、関西電力、積水化学工業の3社から事業活動を通じてSDGsに取り組んでいる実例が紹介され、意義ある研究会となりました。今後の展開についても検討していきたいと思います。
講座の詳しい内容は下記をご覧ください。
3月15日号の「広報おおつ」5頁目に、STOP地球温暖化~再生可能エネルギーって? 家庭でできること~が掲載されています。シリーズ記事の第5回(最終)です。
再生可能エネルギーのうち、大津のご家庭で実用化しやすいのは、太陽光発電や太陽熱温水器、燃料電池などです。
太陽光発電は、蓄電池と一緒に設置することにより、例えば、余り電気を使わない昼間に使用量以上に発電した電気は売り、夜間の割安な電気を蓄電池に蓄えて電気代の割高な時間帯に使用するようにすれば、太陽光発電のみを設置した場合より電気代が更に節約できます。
ライフスタイルに合わせた工夫をしてみましょう。
「節電所」とは、照明のLED化を進めることによって消費電力を減らし(節電)、CO₂の排出削減を目指す取り組みです。NPO法人おおつ環境フォーラムのエネルギープロジェクトが提案したこの企画をこの度、新しく開設された大津版クラウドファンディングサイト「みんなで、大津」に掲載しています。
エネルギープロジェクトは一昨年来、事業所の省エネ診断を実施しており、その対象として自らが入居する明日都浜大津などの公的施設の診断も行ないました。蛍光ランプをLEDランプに交換するとき、40W2灯用直管タイプで年間2,000時間(事務所など長時間)使用するとした場合、年間で電気代が2,784円(1KWhあたり24円として)の節約(約3分の1)になります。
クラウドファンディングによって30万円を目標に資金を集め、明日都浜大津の3階にある子育て総合支援センター「ゆめっこ」さんの照明LED化に寄贈して、子どもたちの未来を明るく照らす(美しい地球を守る)ことに寄与する計画です。目標額が集まると約30台の蛍光ランプをLED化できます。
この企画に賛同いただける市民の皆様のご協力をお願いします。
大津市センターが2017年度に実施したエコライフデー夏版(7月21日を中心に実施)と冬版(1月7日を中心に実施)の2回で合計5,376人の市民の皆さんにチャレンジ(参加)いただきました。
夏版では、2つの学区自治連合会(中央学区、南郷学区)の皆さんの他に、団体として大津友の会・龍谷大学理工学部学生有志、事業者からは関西ティーイーケィ株式会社・東洋紡株式会社総合研究所、小学校からは志賀・比叡平・藤尾・長等・逢坂・膳所小学校4年生の皆さんにチャレンジしていただきました。全体では、1,149世帯2,970人(うち、小学4年生とその家族は1,266人375家族)のご参加をいただきました。
エコライフデーは、定めた一日をエコな生活に心がけ、25の項目(小学生は15項目)について、普段よりもどれだけエコな生活ができたかを自分でチェックして自己採点することによって、地球温暖化防止に寄与しようという取り組みです。
夏版のエコライフデー全体のCO₂削減量は4,596kg(うち、小学生の家族分671.5kg)で、参加世帯のエコライフ度(自己評価点)は66.8点(100点満点)でした。
25項目の取り組みのうち、よくできたベスト3は、
できなかったワースト3は、
でした。
冬版(平野学区で実施)には、1,166世帯 2,406人がチャレンジしていただきました。冬のエコライフデーの全体のCO2削減量は6,706kgとなりました。参加世帯のエコライフ度は72.1点で、取り組みのベスト3では2番目に「レジ袋をもらわない」が入り、できなかったワースト3には冬版らしく「給湯器の温度設定を低めに」が入りました。2017年度のエコライフデー全体のチャレンジ世帯数は2,315(5,376人)で、全体のCO2排出削減量は11,302kg となりました。
エコライフデーに参加された方の多くが、「参加したことでエコに気付いた」「エコライフを続けたい」「意識を変えていきたい」といった感想を述べておられます。
大津市センターとして今後も多くの市民の皆さんとご一緒に、エコライフデーのみならず、エコに心がけた生活を営むように進めていきたいと思います。
2月20日、地球温暖化に伴う災害や産業・健康などへの被害を軽減するために「気候変動適応法案」が閣議決定され、今国会に提出の運びとなりました。法案は今春、成立する見通しです。
従来の地球温暖化対策は、温室効果ガスの排出削減により温暖化を緩和することに主眼が置かれてきましたが、国際的な努力にもかかわらず温暖化は進み、今後とも緩和策を強力に推進するとしても温暖化を避けることはできず、温暖化の影響としての気候変動による被害(風水害・農水産・健康など)を避けることが困難であり、被害軽減強化のための法律を定め、国・自治体・民間が協力して適応策を立案・実施していくことが求められることとなりました。
この法律に基づいて、地域ではそれぞれの地域の特性に即した適応計画の策定が必要になります。
大津市センターでは、これまでに大津市域における気候変動の影響を調査するためのワークショップを開催したことがあります。
法案について詳しくは、https://www.env.go.jp/press/105165.html